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「保険無料FP相談」の落とし穴(その2 保険の取扱い数)

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  googleやYahoo!で「FP 相談」、「fp 保険相談」と入力して検索すると、無料保険相談を行っている方のホームページがズラッと並びます。大手の保険代理店や保険相談所など多彩な顔ぶれです。相談者宅で相談を行う(訪問型)、相談者がFPのところで訪れる(来店型)など、さまざまな形でFPの保険無料相談が行われています。それだけ人気があり、需要があるということなのでしょう。

  また、「生保○社、損保○社、合計〇〇社」など、数多くの保険を取り扱うところもあれば、保険を取り扱っていないというところもあります。

  保険に加入することを考えれば、取扱い数の多い保険会社で、様々な保険を比べるというのはとても良いことです。しかし、自分が入りたい保険に入れるとも限りませんし、自分にとって最適な保険になるとも限りません。

  「どうして?」と思う方もいると思いますが、実は保険会社では年に数回代理店向けの「キャンペーン」を行います。簡単に言うとボーナス期間なのですが、販売数量に合わせて手数料が多くなるというケースです。代理店は保険を販売し、その手数料で経営が成り立っているわけですから、キャンペーン時にはできるだけその保険会社の商品を販売したいと思うはずです。

  その時に、FPの保険無料相談を受けるとどうなるか?

  そうです。キャンペーンになっている保険会社の商品がずらりと並び、本来必要な保険だけではなく、不要な保障や保険料で契約ということにもつながります。FP無料相談だけして、保険に入ってもらえなければ経営は成り立ちませんし、得られるなら多く得たいと思うのが人間の心理です。

  相談を受ける側からすれば、キャンペーンなんて全く関係なく、いつでも最適な保険が選択できると思っているでしょうし、保険会社の都合で保険料が高くなっているのは面白くない話です。

  ここまでの話は、代理店を主体にして行っているFP無料保険相談です。FP業を主体に保険代理店登録をしている場合はどなのか?それについては、また次回の記事でお話することにしましょう。

《三沢 義将》
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三沢 義将

三沢 義将

MISAWAライフパートナー 代表 1978年9月 北海道室蘭市生まれ。 秋田経済法科大学経済学部を卒業後、住宅部材営業、サッシメーカー営業、生命保険営業など様々な仕事を行う。 現在は、ファイナンシャルプランナーとして活動している。秋田県八峰町在住。 生命保険会社入社後、ノルマ制営業を経験。会社利益優先の体質に疑問を持ち、平成22年2月独立。「だれもがなっとくできる保険」をモットーに活動中。 三児の父親として、小学校のPTA活動にも積極的に参加する育メン。 保有資格:2級ファイナンシャルプランニング技能士、生保協会認定FP(TLC) 寄稿者にメッセージを送る

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