実際にあった例を書かせていただきます。

看護士だったKさん(女性)
(闘病期間 2003年~2010年1月16日)

2003年 7月 大腸がん発見

      手術 大腸がんを手術で40cm切除

2003年 10月 大腸がん 転移 医師から余命3か月の宣告をされる

      入院・手術もしましたが、主に「分子標的薬」という薬による通院治療でした。

  「分子標的薬」というものを簡単に説明させていただくと、「がん」の成長に必用な特定の分子を「兵糧攻め」にします。詳しくは別の回で説明させていただきます。

  Kさんに使われたのは次の2種類の薬です。

「アービタックス(一般名 セツキシマブ)」
「アバスチン(一般名 ベバシズマブ)」

  問題はこの薬が高額だったということ長期間だったということです。高額療養費制度(別の回で説明させていただきます)では、健康保険が一般の区分の場合、1年に4回以上の高額療養費に該当すると1か月の自己負担は44,400円です。

  Kさんの場合、仮に60か月分が毎月44,400円だったとすると、これだけで2,664,000円になります。最初の3か月はおおまかには2倍の負担です。実際には、病院へ通う交通費も必要ですし、生活費も必要です。この治療期間にKさん家族は住宅購入の費用として貯めてあった500万円を使い切っても足りませんでした。

  この実話はTVで放送され、動画「がん患者、闘いの家計簿」として検索すると、今でも観られます。また、「がん患者、お金との闘い」として出版されています。

  次回は別の例を紹介させていただきます。