ライフプラン設計は独立系FPこそが担うべき業務

  FPを代表する業務の一つに“ライフプランの設計”があります。ご存知の方も多いかと思いますが、ライフプランとは相談者の給与や家計、家族構成から将来にわたるライフイベント(子供の進学や退職、年金の支給等)にかかる費用を算出し、その家族の生涯にわたる収支を算出する業務のことです。

  このライフプラン設計は、特定の金融機関(銀行や保険会社)に属しているファイナンシャル・プランナー(企業系FP)も提供していますが、どちらかというといずれの金融機関にも属さないファイナンシャル・プランナー(独立系FP)こそが担うべき業務であると思っています。

  というのも、ライフプラン設計をするうえで最も大切なことは「相談者がどのような未来図を描いているか」を共有し、その解決手段として金融知識を駆使する事であり、「特定の金融商品を売ることを目的としたFP」にとっては手間と時間とスキルの負荷が掛かり過ぎるためです。

ライフプラン設計のもう1つの効果

  本来、ライフプラン設計における「未来図」の設定は、バックヤードとしてのお金の問題を明確化し、将来にわたる曖昧さ(リスク)を回避する事が目的でした。しかし、私自身コンサルティングを行っていく中で、そういった金銭的な曖昧さを回避する以上に、ライフプランの設定が相談者様自身に自己実現的なバイアスとして働くという事がわかってきました。

  これには第一の要素として、“未来図=夢”という曖昧なイメージをライフプランという具体策に落とし込んだことにより、実現までの工程表が明確になったという事があげられます。企業が経営計画に基づき業務運営していく姿によく似ています。

  ただ、そうした定量的な面もさることながら私は第二の要素、「夢を形にして実現させたいと考える事で、相談者自身がそのように行動するようになる」という定性的な側面の方が大きいように感じています。

  これは、心理学では「予言の自己成就」とか「ピグマリオン効果」と呼ばれているもので、本人や周囲が「こうありたい」と強く願う事により、その思いが実現する現象を指します。

  実際、JALの稲盛和夫氏を始めとした“成功者”の多くは同じような趣旨のことを述べられています。そういう意味でも、相談者と“夢”を共有して実現策を探ってゆくライフプラン設計は独立系FPの基本にして真骨頂ともいえるサービスであると思っています。

  もし、これを読まれたあなたが何かの夢をお持ちでしたら、是非一度“独立系FP”に相談してみてください。思った以上の効果が出るかもしれませんよ?