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家族で「お金の話」をしよう 幸せな家庭生活を維持する為に有効

ライフ お金の法則

  あなたはお金の話を家族でしていますか?

  そういう私もFPの仕事をするまでは、なかなかお金の話をすることが出来ませんでした。だって、世間では『お金のことを言うな』という風潮がありますから。

  幸い、我が夫となる人は結婚する前に「僕の給料はこれくらい」と言ってくれるような心遣いのある人でしたので、結婚後の生活のやりくりは大丈夫(その時は)だと判断する事が出来ました。

  職場結婚なら予測もしやすいのですが、結婚する相手がどのくらい収入があるかが分からずに結婚するカップルも少なくはないと思います。その後の人生が、結婚してから初めて『開けてビックリ玉手箱!』では、リスクが大き過ぎますよね。

  お金の話を『普通に』出来る関係は、幸せな家庭生活を維持していくためのひとつの重要なポイントです。

  また、結婚後も、それぞれの親の老後の生活や亡くなった時の事を考えると、気掛かりな事がたくさんあります。お葬式の費用とか、住んでいたお家をどうするか、とか。

  実は私は、母と以前あまり良い関係ではなかったのですが、プロとしてお金の相談を『依頼』されてからというもの、ものすごく良好な関係を持つ事が出来るようになりました。勉強の出来る姉や兄に比べて、長い間『味噌っかす』的な存在だった私が、両親の今後のライフプランや老後の生活資金について相談し、整理・解決することによって、『頼れる存在』として扱ってもらえるようになったのです。

  また、私も、両親を『私を理解してくれない親』から、『家計に余裕が無いにも関わらず、努力して三人の子供を大学まで進学させ、コツコツと工夫して老後に備えてきた』と、尊敬と感謝の気持ちで見るように変わりました。

  『お金の相談』が、お互いを認める、理解し合うきっかけとなったのです。家計を客観的に分析し、問題を解決することが出来なければ、こうはならなかったのではないかと思います。

  また、夫とも『我が家のライフプラン』についてよく話をします。給料が上がってたとしても、『手取りが増えない』今の世の中、限られた資金で心地よく暮らすには何にどのくらいお金を掛けるか家族で話し合う必要性が高まっています。

  夫婦だけだとケンカになりそう・・・という場合は、客観的な意見とデータで話し合いの進行役を務めてくれるFPを活用してみてはいかがでしょうか。

《小林 布紀子》
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小林 布紀子

小林 布紀子

独立系ファイナンシャルプランナー事務所 ともあろう 代表 語学専攻の高校・大学で全く金融の教育を受けることなく、1996年に丸腰で社会に船出。就職氷河期にくじけ、少々の語学力を頼りに外国人向け免税店で働く。劣悪な環境から、『普通のOL』に憧れ、菓子メーカーで晴れて正社員として社会勉強の修行を積む。が、『大人の常識』になじめず、自営業に自由を感じ家業の保険代理店の3代目に収まる・・・つもりが、改めて自分の『お金の知識の無さ』に愕然とする日々を過ごす。必死でFP資格を取得するも、取ってはみたけれどあまり変わらない自分に気づく。『知識だけでは、お客様の人生のお金の全部を解決することは出来ない』と。その後、運命的に出会ったFPの実務家にご縁をいただき、『お金に悩まない家計』を目指す実務相談や『わかりやすいお金講座』を行うFPとなり、現在に至る。 寄稿者にメッセージを送る

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