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住宅ローン選び 借入期間や固定期間選択型を選ぶ際のポイント

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失敗しない為の住宅ローン選び3 借入期間や固定期間選択型を選ぶ際のポイント

  消費税増税の話題が多くなってきていますね。住宅を購入する時にも消費税はかかりますが、土地の購入には消費税がかかりません。とはいうものの、住宅の購入は高額になりますので、今回の3%の増税は大きな負担になると思います。より計画的に慎重なプランを考えて購入するようにしましょう。 

  さて、前回は金利について書かせて頂きましたが、今回は借入期間固定期間選択型を選ばれる時に考えておくと良いと思われる事についてお伝えしようと思います。

  現在は変動金利が一番低い金利となっている状態ですが、変動金利は上昇リスクを含んでいますので、前回も触れた返済額と収入の比率の返済比率に余裕があるご家庭や金利上昇以上の収入アップが確実なご家庭などで利用されるのは良いでしょう。

  しかし、変動金利を利用した時に返済比率が25%以上となるご家庭ではリスクを多く含むことになります。そうなると次は全期間固定金利の借入か期間選択型固定金利の選択になると思います。そこで以前に多くみられたのは1年~3年の短期間の固定金利の借入をされるご家庭です。目先の金利は長期固定金利よりも低くなりますが、変動金利同様に金利上昇のリスクがあります。

  私が相談に来られた方へお話しするのは、お子様がおられる家庭でしたら、金利上昇と生活費の上昇、教育費の上昇が同時にかかってくるリスクがあるので、住宅ローンは長期の固定金利を選択される事をお勧めしています。その中でも金利の低いものを選択されたいと思われるご家庭も多いのは当然だと思います。

  金利を比べるとやはり固定期間が短いものは金利が低くなっています。そこで考えなければいけない事は、お子様が独立されるまでの期間だと思います。お子様が学生の間は、どうしても支出が増えてしまいます。ですので、この間だけでも、ある程度計画が立てる事が出来るようにお子様の独立時期に合わせた固定金利の選択も良いと思います。

  借入期間の選択も現在のような低金利では最長で借り入れをされていても大きな負担にならないと考えられます。生活費に余裕が出来、繰り上げ返済を考えられる場合も期間を短くするのではなく、返済額を減らすことにより更に生活費に余裕が生まれ、定年を過ぎて収入が減少しても無理なく住宅ローンの返済が出来ると思います。

  闇雲に支払利息を節約しようとすると家計を圧迫する事があります。住宅ローンは長期で利用するもので、35年というといろんな事が起こります。良い時もあれば悪い時もあると思いますので、節約ばかりに捉われず、無理のない生活を送れるようなプランニングが必要でしょう。

《吉野 裕一》
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吉野 裕一

吉野 裕一

FP事務所  MoneySmith 代表 2006年にFP事務所 MoneySmithを開業。住宅取得資金の準備の方法や資産運用などに興味を持ち、知らなければ損をしてしまう事が多くある事を知り、より身近なファイナンシャル・プランナーとして、ずっと安心して過ごせる人生のプランニングをモットーに老後資金計画、教育資金計画、リスクマネジメント、住宅ローンのアドバイスなどの相談業務を行っています。 【保有資格】2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP・住宅ローンアドバイザー・2級DCプランナー・二種証券外務員 寄稿者にメッセージを送る

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