※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

急速に円安に向かっている今、一般生活者に求められる2つの対応

コラム コラム

  為替が1ドル=100円間近というところまできて、日経平均株価が13,000円をまた超えました。この半年くらいでこの流れ(円安、株高)が出来上がってきています。この後何度か調整は入るでしょうが、未曾有の天変地異などが起こらない限り、このベクトルはかなり強いもののようです。

  金融市場は活況ですが、この流れの中、一般生活者は何かしたほうがいいのでしょうか?

インフレになる可能性への対応

  まず1つめ。現在、まだ物価は多くが低いままで、金利も低いですが、近いうちにインフレになっていく可能性が現実味を帯びてきました。インフレとはモノやサービスの価格が全体的に上がり続け、お金の価値が下がることです。ということは、今まで100円で買えたものが、102円なり105円を払わないと買えなくなるということです。

  多くの日本人の金融資産は、円建ての預貯金です。タンス預金は30兆円弱とも言われています。タンス預金はインフレになったら価値が下がってしまいます。

  ではそのお金をどこに向けたらいいのか?

  私もよくわかりません!(などと言ったらお叱りを受けそうですが。)株価は、物価と1:1に連動するものではありませんが、インフレ時には全体的に上昇していることが多いのが実際です。直接株式を買わなくても、投資先がすでに分散された投資信託などで株式に投資することはできます。

  また、投資信託も抵抗があるという場合、一応?元本が保証された「個人向け国債」という方法もあります。「変動型」であれば利率は金利に連動した動きをしてくれます。

  いずれにしろ、放っておくのではなく、何らかのアクションを起こしたほうがいいと思います。まずは「ちょっとでいいからやってみる」ことです。最初の一歩のハードルは高いのですが、その後のハードルは意外に低いものです。

為替への対応

  それからもう1つは為替への対応。円高で恩恵を受ける人や会社もあれば、円安で恩恵を受ける人や会社もあってそれぞれですが、一般生活者の多くは、「円安では困る」ことも多いはずです。金融資産のほとんどが円建てであればなおさらです。

  ティッシュペーパーやガソリンを買った人は実感すると思いますが、円安の影響などですでに高くなっています。この4月以降、値上げが決まっている食料品もたくさんあります。「海外にも行かないし、円で生活しているから関係ないし、外貨は持ちたくない」と思っている人もたくさんいますが、為替の影響は確実に受けているわけです。

  今後、さらに円安になった場合、輸入品に頼っている日本の生活では、大きな影響を受けることは間違いありません。

  ではどうしたらよいのか?

  外貨預金?ではなく、私が利用しているのはFXです。外貨預金感覚で。(次回へ)

《日比野 岳》
この記事は役に立ちましたか?
+1

関連タグ

日比野 岳

日比野 岳

FPオフィス カントリー&ライフ 代表 1971年生まれ。京都大学大学院修了(食品生物科学)。味の素株式会社にて、研究開発・消費者調査・マーケティングなどに10年間従事後、翌年FP資格取得し独立。事業理念は「私はお客様一人一人になりきり、生活の質(QOL)の向上に貢献します」です。離島在住ですので、スカイプ等のオンラインにて面談を承ります。「結婚後のライフプランニング」と「節約お得生活」、「賢い住宅ローンの借り方」等の緻密な計算を得意とします。同世代の相談はお任せください。「相談してよかった!」といわれることが一番の励みです。写真、登山、旅行が大好きです。 <保有資格>:1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者(日本FP協会)、総合旅行業務取扱管理者(国家資格) 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集