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「三本の矢」は的を射ることができるか・・・?

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  昨年12月の政権交代で自民党・安倍政権が6年ぶりに2度目の登板となりました。第一期政権では「戦後レジュームからの脱却」「美しい日本」等と抽象的な言い回しで、前政権の小泉さん時代のシンプルな解りやすさとはちょっと違う印象でしたので、何を言いたいのか「?」マークを感じた人も多かったでしょう。

  今回の登場では、「経済再生」一本に政策を絞り、「三本の矢」で20年間のデフレから脱却させると勇ましく船出をし、今のところ運行計画通り順調に航海している様です。

  一本目の金融緩和、これは市場に大きな期待感を抱かせ、市中にお金がだぶつく事で金利低下、その結果円安に転換、円安は日本の産業の中心ででもある輸出企業の収益改善に繋がるとの期待感からの株高と、まるで絵に描いた様な流れでしたね。でも市中にだぶつくお金を誰がどの様に使うの?という心配はあります。

  二本目は大幅な財政出動です。国土強靭化政策という名の基に、大幅に財政出動しようというものですが、これで当面は経済が活性化することは多分その通りでしょう。しかしながらどんどん膨らむ国の借金という財政赤字問題の解決策が見えて来ません。このあたりは別の機会に書いて行きたいと思います。

  三本目の成長戦略、実はこれが一番大事なことだと思うのですが、どういう方向を目指すのか、まだ議論の最中ですね。

  しばらくの間、このコラムで三本の矢を消費者目線で見つめ続けて行きたいと思います。

《佐藤 英二》
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佐藤 英二

佐藤 英二

1974年3月青山学院大学経済学部卒業後、日綿実業株式会社(現双日株式会社)入社財務、食料、保険等の部門の業務を経て、2012年3月末定年退職。子会社の保険代理店勤務時代にファイナンシャルプランナー資格(CFP)を取得。セミナー等でライフプラン中心の講師、日本FP協会主催の相談会での相談員を経験し、丁寧に解りやすくをモットーに活動している。座右の銘は「努力は裏切らない」「継続は力」の二つ。いずれも「長い人生、一喜一憂するより粘り強く生きようよ」という意味合いです。2013年度日本FP協会「暮らしとお金の相談室」相談員。 <保有資格>:CFP及び1級ファイナンシャル技能士、金融知力普及協会認定インストラクター、日本証券アナリスト協会検定会員補(2013年4月登録申請) 寄稿者にメッセージを送る

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