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結局どっちが良いの?住宅ローンの固定金利と変動金利

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損得ではなくリスク許容度で選ぼう

  住宅ローンを選ぶのに、固定金利にするか変動金利にするかで悩む方は多いと思います。どうして悩むのでしょうか?

  それはどちらが得かで判断しようとしているからです。でも固定金利か変動金利かは、損得では比べられません。もし金融機関から「今は固定金利より○○万円月々の支払いが安くなりますよ」と言われたとしても、そもそも変動金利は今後の行方が分かりません。ですので「総額いくら?」と論じることはできないのです。

  変動金利のメリットは金利が低いということです。ですが、金利が上昇すると支払額が増える可能性がでてしまいます。

  いっぽう固定金利のメリットは、今後金利が上がらないという『安心』があります。この『安心』代金が変動金利より高い金利だと考えると分かりやすいです。

  ここでいうリスクに耐えられる方とは、金利が急激に上昇した時繰り上げ返済できる余裕がある方や、そもそも返済期間が短いという場合などに限られます。

  一番してはならないケースは、固定金利だと支払いが難しいけれど、変動金利なら当面支払えるから変動を選択する場合です。変動金利が安いのにはリスクという理由があります。

  投資ならつぎ込んだお金が減るだけで済みますが、ローンは借金です。もし支払えなかった場合に失うものが大きいので、リスクに耐えられる裏付けがなければリスクを取るのは危険です。

  変動金利も固定金利も一長一短があります。ただ、当面の毎月支払額だけ見て安易に「損だ、得だ」と決めてしまわないようお気を付け下さい。

《横山 晴美》
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横山 晴美

ライフプラン応援事務所 代表 自身の結婚・退職を経て、ライフプランとお金の知識の重要性を感じFP資格を取得。2013年「あなたの家計はあなたが守る」を信念とした「ライフプラン応援事務所」を立ち上げる。以後、個別相談・マネーセミナー・執筆と活動の幅を徐々に広げている。住宅・子育て・老後といった普通の人がぶつかるお金の問題を解決すべく活動。 <保有資格>:住宅ローンアドバイザー 寄稿者にメッセージを送る

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