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意外と知られていない、「お葬式」の補助や相続税の控除について

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  保険と言っても、生命保険ではなく『健康保険』の話。日本人なら原則国民健康保険や社会保険などに加入しています。そこで意外と知られていないのは、健康保険加入者に葬祭費の補助が出るということです。

  私が住んでいる埼玉県川越市の場合は、葬式後、申請すれば5万円の葬祭費補助が出ます。必要なものは、川越市の場合、国民健康保険証印鑑振込先金融機関の通帳等会葬礼状・葬祭の領収書など葬祭執行者であることが確認できるもの。申請期間は葬祭を行なった日から2年以内です。お葬式を出された方は一度お住まいの自治体に確認してみたらいかがでしょう?

  また、葬儀費用は相続税の計算から控除することができます。つまり本来かかる相続財産から葬儀費用を引き算できるということです。

  ただ、香典返しの費用や、法会(例えば初七日)の費用は葬儀費用として控除できないので要注意です。また債務、つまり借金についても相続税の計算から控除することができるのですが、墓地の購入費用や墓地の未払い金は債務として控除できないので、この点も注意が必要です。

  お葬式前後はバタバタしていたり、もちろん気持ちも沈んでいたりして、補助の申請などは忘れがちです。そのためには、まずお葬式で掛った領収書などは、破棄しないで取っておくことが重要です。

《中森 学》
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中森 学

なかもり行政書士・FP事務所代表 商工会議所で10年間勤務後、独立、シニア世代の資産設計や遺言書作成などの相続関係を主業務としております。また基礎から分かりやすく経済問題を解説します。 <保有資格>行政書士、2級FP技能士、貸金業務取扱主任者、マンション管理士、管理業務主任者 寄稿者にメッセージを送る

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