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今後来る急激な下げ相場こそ投資家の手腕伸ばすチャンスになる

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  昨年末からアベノミクスという言葉をよく聞ききます。この言葉は巷では「景気がよくなっていくのではないか!?」という期待感とともに、よく使われる言葉になりました。ひょっとすると、今年の流行語大賞になるのでは?

  我々のような投資家も少なからずアベノミクスの恩恵に授かる立場です。おそらく普通のサラリーマンでいるよりも多くの収入を得られる契機になったはずです。サラリーマンって景気がよくなるって言われても所得に影響があるまで3~4年くらいかかるのが一般的です。

  しかし、投資家としてアベノミクスは歓迎するものの、ある一面では怖い部分もあります。もうすでに最近その引き金はひかれた感がありますが、下げ相場が必ずやってきます。しかも下がり方は上がるときよりも急激にやってきてしまいます。そんなとき、投資家もやっぱり人間です。多くの収入を得ている時ほど有頂天となり、急激な下げ相場に対応できない、なんてこともありえます。

  うまくいっているときは、なぜうまくいっているのか?の検証を怠りがちです。なぜなら、検証しなくっても収入が伸びていて安心してしまうからです。逆にうまくいっていないときは、なぜうまくいっていないのか?よく、検証するようになります。なぜなら、もう二度と同じ失敗をしないようにしようとするからです。

  つまり、アベノミクスによる恩恵にばかりを見ていると、投資家としての手腕を伸ばすきっかけにはならないのです。急激な下げ相場がそのうち来ることは分かっていても、そのときのための備えをしたくないのです。

  ですので、個人としてのスキルを伸ばすにはアベノミクスによる上昇トレンドが一段落し、これから来るであろう強烈な下げ相場の方が、むしろ歓迎すべきタイミングなのかもしれません。ちょっとおかしな考え方かもしれませんが、景気が悪くなることすらも期待しています。

  私は、週末の度に投資の学習会を主催していますが、最近よくこんな質問を受けます。

  「投資をスタートするには、今がチャンスですよね?」
  「投資をはじめるのっていつがいいのでしょうか?」

  私の答えはいつも決まっています。

  「今もチャンスです。いつでもチャンスです。チャンスなんてあなたが目を向ければそこかしこにゴロゴロ転がっています。」
  いつやるの?今でしょ!!

《青木 玄》
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青木 玄

青木 玄

SOCIAL FINANCE 代表 1981年9月16日、東京生まれ。幼少期から大学卒業まで東京に暮らしていたが、結婚を機に神奈川県に在住。2児に恵まれる。 普段はごく普通のサラリーマンをしている傍ら、平日の夜と休日は投資家としての一面を持つ。投資家としてスタートした当初は失敗につぐ失敗で、ほとんど利益は出ていなかったが、何が失敗の原因だったかを追究し、ある一定以上の成果を確保している。 現在では、セミナー形式で参加者に対し、知識のみならず成果にこだわり、「誰もが平等にお金にまつわる知識や戦略を学ぶ事ができ、かつそれらを使いこなす事ができるようになる」場を提供している。 寄稿者にメッセージを送る

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