1999年から続いたマイファンドは、資産配分の中に不動産が含まれていないものでした。2013年5月末までの成績は、4週来で0.08%、3ヶ月来8.30%、年初来では15.4%、1年来で26.37%、3年来、16.45%、設定来6.76%で終了しました。本年5月に筆者所有の不動産を売却したことで金融資産が変化いたしました。従い従来のmyfundとの連続性が保てないため、旧のmyfundは一旦終了して、この号から新しいファンドとしてレポートを開始いたします。
6月のマイファンドの投資行動
6月は旧来の銘柄に数量を増したり、新しい銘柄の追加購入を行いました。また、下記に記述した理由で、REITへの投資、定期預金への投資、個人向け国債への投資を行っています。したがって5月に比べ成果は大きく低下しました。
6月に購入した多くの個別株とETFはその殆ど月末ではマイナスでした。下記の表に4週来に数字が未記載のものが該当します。これらは設定来でマイナスになっています。
従来から引き続き保有する銘柄で、当月顕著(10.0%)に上昇した銘柄は、森トラスト総合リート法人13.98%、鹿島建設13.0%、花王13.0%、ジャパンリアルエステート12.15%、王子製紙11.7%、アズワン11.4%、日本ビルファンド10.95%など国内株式でした。
一方、顕著(10.0%)に下落したのは東京電力16.86%、トルコ株価指数連動ETF-11.05%、井関農機-11.81%、野村不動産オフィスファンド-10.45%、ブラックロック資源株-10.96%、小松製作所-10.57%です。
これらの結果から新ファンドのスタート月は、かろうじて0.03%プラスを維持しました。6月1ヶ月で資産が気に対して40%の資産の配置変更を行いましたが、まだ求めるアセットアロケーションには届いていません。今後も調整しながら、来年3月まで構成を変えることになります。
「新マイファンド」のアセットアロケーションを変更
従来のmyfundは事業用不動産の収入があり、資産に占める金融資産の額も少なかったため、期待リターンは6.3%、標準偏差が13.9%というハイリスク・ハイリターンな資産配分でした。
今回この配分を期待リターン3.4% 標準偏差7.2%に下げています。ただし、私が所有するシステムでは、リートへの配分が出来ませんので、国内リート、海外リートへの配分したものを、株式と債券に等分に割ってリターン・リスクを求めています。
5月までの資産配分は右側の図で、今回の配分が左です。大きく変わったのは、短期金融資産への配分を28.57%とし、株式の比率を下げています。
資産額は100万円として、どの資産にいくら配分するかで表しています。この期待リターン3.4%の将来推計は下図になります。こちらは1,000万円を毎月1万円引き出した際にどのように資産がばらつくかを表しています、濃い太線が、目標リターンで資産が増える過程です。そして、50%の確率でばらつく範囲が、ブルーの網掛けの範囲、90%の確率でばらつく範囲が薄いブルーです。
上記資料は、イボットソン・アソシエーション・ジャパン社のFP PoPsを使用して作成しています。