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今年も来ました「年金定期便」 ただ見て捨てる前に考えたいこと

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今年も来ました「年金定期便」 ただ見て捨てる前に考えたいこと

  今年も来ました「年金定期便」 やっぱりガッカリ!そうですよね、アベノミクス効果で円安、株高になってもすぐには私たちの年金には反映されることもないようです。反映されるのは…

  私のような仕事をさせてもらっていると切実に思うことがここしばらく「老後難民」という言葉を聞かなくなりましたが、今のような経済環境のなかで現年金制度が続く限り、確実?に「老後難民」となる人たちが増えることが懸念されます。そこで今一度、現制度の実態を把握しておきたいと思います。

  少し古いデータですが、最新の平成23年度の厚生労働省が公表している「公的年金制度の財政収支状況」によりますと保険料と給付費との関係は以下のようになっています。

公的年金制度の財政収支状況

  その他の勘定科目はあるものの、如何に財政が厳しいかが見て取れると思います。将来的には厚生年金と公務員共済が統合されるとさらに悪化することが予想されます。すでに認識しておられると思いますが、悪化するということは年金額の減額、支給時期の延長などなど…

  とにかく、公的年金制度の是非はともかく、自分の老後は自分で守ることが必要ではないでしょうか…来年から投資に関わる増税、同時に始まるNISA(日本版ISA:少額投資非課税制度)も他人事ではありません、少しでも自助努力で老後に備えることで何とかしたいものですね。

  その他、家計の見直し…恒常的支出の住宅ローンの返済、保険関係の支出、教育費…などなど、備えあれば患いなしです。ぜひ、年金定期便をただ見て捨てるのではなく、真剣に状況を把握して将来に向けて準備をしていきたいものです

《小林 裕市》
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小林 裕市

小林 裕市

株式会社 アクトFPオフィス 代表取締役 CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士 明治大学卒、地方銀行入行、勤続18年4か月(本部企画部門などの勤務のほか、本店営業部、東京支店にて支店経営を経験)、その後、大手生命保険会社に転職、勤続5年1か月(コンサルティング営業を経験)2004年に独立系ファイナンシャル・プランニング事務所「アクトFPオフィス」を設立、金融現場の未経験者が多い独立系FP事務所のなかで数少ない実務派FP、現在ではスタッフ2名とともに年間100件以上の相談に応じている。さらに2000年4月からは事例勉強会「FP研究会」を専門家集団にするために発案し事務局として参画、これまで10年以上に渡り、FP・弁護士・税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士・不動産鑑定士・土地家屋調査士などの専門家と定例勉強会などを通じ、財産に係る様々な問題解決に取り組んでいる。 寄稿者にメッセージを送る

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