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子供の金銭教育 親が子供の学ぶチャンスを奪っていませんか?

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子供の金銭教育 親が子供の学ぶチャンスを奪っていませんか?

  今日はお子様へのお金の教育のお話です。日本の学校ではあまりお金のことは学校で教えないですよね。私達もお金の教育は受けずに義務教育を終えてきました。私はもっともっと子供にはお金の教育をしていくべきだと思います。

  世界的に有名な投資家、ジム・ロジャーズ(ロジャーズ・ホールディングス会長)も8歳から子供へお金の教育をしていくべきだと話しています。『節約して貯める』ことは早いうちに教えておくべきだと。。。私もそう思います。

子供がお金について学べるチャンスを奪っていませんか?

  よく、お正月のお年玉をもらった子供に対して、

『ちゃんと貯金をしておきなさい』
『お母さんが銀行に預けておいてあげるから』
『全部使ってしまったらダメ』

  などと言って子供にお金を少しでも残してあげようとする親がいます。

  確かに子供が将来、お金をあればあるだけ使い果たしてしまう様な人間にならない様に教育をしていくのはとても大切な事です。

  でも、ちょっと考えてみてください。

  これは子供にとっては、お母さんに言われたから貯金をしている、お母さんに怒られるから、全部使ったらダメって言われたから。。。と全てお母さんの指示に基づいた行動になってしまいます。

  お金の教育の理想を言えば、子供にあげたお金の使い方と貯め方をきちんと教えた上で、あとはそれをどう使うかは子供に委ねてみるべきです。もしそれで欲しい物を全部買って使ってしまえば、後々困るのは自分自身という事を身をもって経験させた方が子供のためになります。

  またそれに懲りて、次からは限られたお金で本当に欲しいものだけに使い、普段は堅実に貯めておくなど自分で考える様になれば経験に基づいた本当の教育になります。

  そういう風に仕向けて実体験で教育していくのがベストだと思います。ポイントは自分で考えさせる事だと思います。

  まあ相手は子供なので実際はなかなかすんなりと行きませんけんどね。でも子供のお金の使い道や貯め方を全て親が決めてしまうのは、せっかく子供がお金について学べるチャンスなのにそれをを奪ってしまっています

  『お金を貯める』、『銀行にお金を預ける』という行為はいったいどういうものなのか。。。銀行に預金をするという行為は、実際は銀行にお金を貸して、その利息としてお金が少し増えて戻ってくるという様な仕組みまでも理解させるべきです。

  難しい説明は一切要りません。子供に分かるレベルで例え話をしながら教えていきます。

お金の話は汚いので…は時代遅れ

  先日、中学生になる私の姪が、税金を払わなくてはいけない理由を私に聞いてきました。そして私が一つずつ話し出すと、すごく楽しそうに興味を持って、約2時間ほどずっと質問の嵐でした。

  お金の話は汚いので、子供には出来るだけ話さないという方もいらっしゃいますが、そんな時代はとっくに終わった気がします。

  お金以外のものの大切さを教育していくのはとても大切な事ですが、それを本当に理解するにはお金の大切さを理解した上で、それ以外の幸せも教えていくべきだと思います。

  私の個人的な意見としては、小学校を卒業する頃には、最低でも株式会社の仕組みや世の中のお金の流れなどもカンタンに教えておくべきだと思います。

  勿論、座学で専門用語を使って、暗記で覚えるという様な教育ではなく、子供にも分かる簡単な事例でお金の人生ゲームみたいな形で楽しく学べるシステムを作った方が良いと思います。そういった事を知っているのと知らないのでは、その後の世の中の見え方が全然違ってきます。

  どこまで教えるかはさておき、子供には実体験で楽しくお金の話をすると、とても喜んで興味を持って聞いてきます。

  お母さんから言われる通りに貯金をするのではなく、それらのお金の実体験を身をもって体験できれば本当の意味で子供のためになる教育だと私は思います。

  子供へのお金の教育、この機会に少し真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

  というわけで今日はめずらしく教育の話題でした。

《伊藤 尚徳》
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伊藤 尚徳

伊藤 尚徳

FPギャラリー 代表 金融機関での事業資金融資部を8年間経験し、その後日本で数人しかいない、トップコンサルタントの元、自身もファイナンシャルプランナーの道を歩み、その後独立。FPは特定の分野に特化したものだけではいけないと、資産運用や保険・年金、税金、不動産、相続・事業承継など、法人・個人問わず全ての分野においてのコンサルティングを展開。その理念に基づいて事業所名をFPギャラリー(ファイナンスの画廊)として、多くの法人・個人のファイナンスの問題を解決している。大手1部上場企業やマネースクールなどでのセミナーでも定評が有る。 寄稿者にメッセージを送る

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