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医療保険と年金保険の基礎を学んで賢く保険に入ろう

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医療保険と年金保険の基礎を学んで賢く保険に入ろう

  皆さん、こんにちは。FPオフィスのOOKAWAです!今日は「医療・年金保険の基礎」というテーマで 述べたいと思います。

1.医療保険

  医療保険は、「第三分野の保険」と言われます。つまり生命保険ではないし、損害保険でもない、という位置づけの保険です(笑)。

  それはさておき、医療保険とは、病気や怪我による入院を幅広く保障する保険です。医療保険には、医療保険のみを目的として医療保険を主契約として加入する単体タイプと、死亡保障や老後保障を主な目的とする主契約に医療保険の特約を付加して加入する特約タイプがあります。

  特約タイプには定期タイプのものが多いですが、主契約の保険料払い込み満了時に、例えば60歳時に保険料の一括払い又は年払いで、全期型80歳満了の保障に変更できるものが一般的です。

  給付内容は、入院給付金・手術給付金・通院給付金等です。代表的なものに、医療保険、特定(三大)疾病保障保険、介護保険、がん保険等があります。

  最近では新規に加入する場合、生命保険は終身保険に加入し、医療保険は特約ではなく単体で加入するケースが主流ですからね。なぜなら特約の場合は主契約に左右されますが、単体で入ると保険料は割り増しにはなりますが、生命保険等の主契約に左右されません。

  実際に医療保険の加入を考える場合は、「入院代等諸経費-健康保険等でカバーされる金額=必要保証額」という考え方で加入を検討するのが、基本ですよ。

  特に「高額療養費の制度」については、計算式を含め、よく理解しておいて下さいね(笑)!

*高額療養費とは、所得に応じて、ある一定額以上の医療費を支払うと、支払った一定額以上の医療費を後日補助(返還)してもらえる制度です。つまり支払った医療費がいくら高くても、上限があると言う事ですからね(笑)。

  通常では生命保険の医療特約を含めて、入院1日=10,000円ぐらいカバーできていれば、わざわざ高い保険料を支払ってまで、別途医療保険に加入する必要はないと思います。

  ただ医療保険は日々進化していますので、昔入った医療特約を全てカットして、別途最新の医療保険に加入するのはOKだと思います。

  その為、保険金額だけではなく、

・入院何日目から保険がもらえるのか?
・通算何日間適用されるのか?
・通院は補償してもらえるか?
・先進医療費は補償対象か?       等

  といった点で、各社の医療保険を見比べればいいと思います。

  又多額の現預金をお持ちの人は、医療保険に入ってわざわざ毎月保険料を支払うより、いざという時は現金で入院費等をまかなう、という考え方もありますからね。

2.年金保険

  年金保険は本来、生命保険の中に分類されるものです。大きく分類しますと、まず一定期間内に生存している限り年金が支払われる「有期年金保険」と、終身にわたって年金が支払われる「終身年金保険」に大別されます。

  死亡しても一定期間は年金が支払われるように保証期間を定めている年金が「保証期間付有期年金保険」、「確定年金保険」、「保証期間付終身年金保険」です。さらに、夫婦どちらかが生きている限り年金が支払われる「夫婦年金保険」もあります。

  又一般勘定で運用される「定額年金保険」と、特別勘定で運用される「変額年金保険」という分類もあります。

  最後に、「変額年金保険(投資型年金)」について述べたいと思います。

  この保険は、積立金を特別勘定で積極的に運用し、運用次第では将来受け取る年金額が変動する保険で、運用リスクは契約者が負います。

  確かにまとまったお金さえあれば、一時払い契約の場合、簡単な告知(職業等)だけで加入できますので、通常の生命保険に加入できない人にとっては便利です。

  ただFPの世界では、経費面の負担が大きい為、資産運用を兼ねて変額保険に加入するのは×という意見が大多数です。

  → 一度、投資信託等の販売手数料・信託報酬等と比較すればよく分かりますよ(笑)。

  最後に保険に加入する時は、なぜその保険に加入するのか? 加入目的を明確にしてから、加入するようにして下さいね。

  今日は、ここまでです。

《大川 正吾》
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大川 正吾

大川 正吾

S55年3月に神戸大学経営学部を卒業し4月に㈱ダイエー入社。主に東京本社にて経理・財務・管理部門で、経理業務、財務業務、予算管理・事業計画業務等に従事。H16年1月、父死亡により母介護の為、関西へ転勤を希望するが受け入れられず、やむなくダイエーを退社。実家へ帰り、相続・不動産の賃貸管理・資産運用・税務等に従事。同年10月に相続、無事終了。FPオフィス OOKAWAを設立し、FP(ファイナンシャルプランニング)業務を展開し、現在に至る。 <保有資格>:1級FP技能士、CFP、宅地建物取引士、公認 不動産コンサルティングマスター、住宅ローンアドバイザー、1級DCプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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