消費増税になっても賢い買い物を 知っておきたいリファンド(払戻し)

  消費増税について有識者の意見を聞く「集中点検会合」が8月末に実施されました。消費税率改定については10月上旬頃までに最終決定される予定とのことですが、私達の財布に直接響く税金だけに注目せずにはいられません。

世界の消費税率を見てみましょう

  税率が上がると日々の支出が増えることには間違いなく、出来ればこのまま上がってほしくないと思う人は多いでしょう。しかし、仮に現在の5%から8%(もしくはその後10%)に上がったとしても、世界的に見ると日本の消費税はまだまだ小さいのは事実です。

  「“他の課税国の税率が高いから日本ももっと税率を上げても良い”ということではない」ことを前置きした上で、2012年1月現在の世界の消費税率(付加価値税率)を見てみましょう。

世界の消費税率(付加価値税率)

  表で見る通り、日本の5%は一番低い率です。カナダは標準税率が日本と同じ5%ですが、地域によっては12~15%と高い率で課されるためやはり日本が一番低率といってよいでしょう。

  ただし、消費の種類によっては異なる税率を用いる国もあります。

  例えばフランスでは税率19.6%の非常に高い付加価値税(消費税)が課せられますが、食料品をはじめとして(キャビアなどの高級品は標準税率)生活必需品などに関する消費には5.5%、医薬品などは2.1%の軽減税率を用いています。

  今後の日本の税率がどうなるか注目したいところですね。

知っておきたいリファンド(払戻し)

  ところで、海外旅行などで買い物をしたときにこの高い付加価値税(消費税)が払戻し(リファンド)されるのはご存知でしょうか?各国毎にリファンドの条件、還付率は異なるので詳しくは「グローバル・リファンド」のサイト(http://www.geo-nti.co.jp/vat/top.html)で確認してください。

  今では日本でも海外のブランド品は簡単に手に入りますし、為替の影響によっては海外で購入しても日本で購入してもほとんど価格が変わらない場合もあるため、海外ブランドの衣服や靴、小物などを日本で買う人は多いでしょう。

  しかし今後、日本の消費税が増税となると、海外旅行ついでに買い物をして、リファンドを請求する方がお得な消費生活を送れるようになるかもしれません。状況を良く見て賢い消費をしたいものです。

  ただし、為替の変動は常について回りますので絶対にお得とは限らないことは忘れないで下さい。また、外国旅行者の免税範囲を超えると日本の税関で関税が課されます。酒類、たばこ、香水以外のその他品目については成人1人当たり合計金額で20万円(海外市価の合計)までが免税範囲です。

この記事を書いた人

續 恵美子 續 恵美子()»筆者の記事一覧 (7) http://fpviefrance.jimdo.com/

L*HYERES (リエール) 代表
フランス人夫と南フランスに居住するため2005年に渡仏。渡仏後すぐの2年間は学業に専念し、IAE - Université du Sud Toulon Var〔トゥーロン大学IAE〕にてMaster 2 Administration des Entreprises〔経営学修士号〕取得。日本での金融機関&独立ファイナンシャルプランナー経験をフランスで活かすべく、「日本とフランスの繋ぎ役として、ビジネス・教育・文化交流などの架け橋」として事務所を設立。
フランス生活におけるマネー記事の執筆、語学レッスン案内、職業相談、ホームステイの受入れ、翻訳など、フランス生活全般をサポートするファイナンシャルプランナーとして活動している。
<保有資格>:CFP®, DC(確定拠出年金)プランナー
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