四つのモデル(快楽型)

 お金を使って得られるものや体験には、『現在の利益』と『将来の利益』という二つの利益があることを前回の記事ではお伝えしました。

 どの利益(または不利益)に使っているかで、お金との付き合いは大きく四タイプに分けられるのですが、今回はその中でも『快楽型』と呼ばれるタイプに焦点を当てたいと思います。

快楽型の消費傾向

 このタイプの人の特徴は、とにかく今を楽しめるもの、喜びを与えてくれる活動、現実から逃れられる世界のためにお金を使い、将来の事にほとんど関心を持っていないということです。

 代表的なお金の使い先は、

・漫画・ゲーム
・お酒・タバコ
・ギャンブル
・過度の飲み会
・衝動的な買い物

 などになります。

 これらは目的のほとんどが『現在の利益』に偏っているので、特に不自由はない生活にも関わらず充実していなかったり、あるいは自分の生活が何年か前とほとんど変化がない事に気づき、将来に対して漠然とした不安を感じる人もいます。

今だけでなく、将来のために

 このタイプの方に広く見られるのは、「楽しいことが連続した生活」を充実した生活と考えている事なのですが、手軽に手に入る楽しみにお金を使いだすと、今の生活にどんどん満足できなくなり、さらに手軽な快楽のためにお金を回すようになります。

 なによりも快楽型の人に必要なのは、『将来の利益』となる目標です。

 あらゆるゲームをクリアし、ゲームの達人と呼ばれることは、あなたの人生で大切な事ですか?

 流行を追いかけ、5年後には着れなくなる服を集める事は、将来にとって有益なことでしょうか?

価値ある買い物をじっくり考えましょう

 もちろん『将来の利益』となるものは、人それぞれで変わってきます。

 例えば私の場合、テニスというスポーツは楽しいのはもちろん、体力増強と健康維持にとても貢献してくれるきわめて大切な活動なので、テニス道具にお金を使うのは至極当然のことになります。

 また、家計に関する相談でできるだけ役に立ちたいという目標のためには知識がなにより大事なので、気になる関連本があれば迷わず買うようにしています。

 私にとっては上の二つはどちらも、過去の自分と比べて今の方がいいと実感できるものになります。

 快楽型の人が将来の利益を意識すると、収入は変わらなくても生活の満足度があがりますし、また自分に本当に必要な事に集中する分、自由になるお金も増えます。

 今みなさんがお金を使っているものは、将来にどんな影響を与えてくれますか?

 将来の利益のために、どのようなものや活動にお金を振り分ければいいでしょうか?