皆さん、こんにちは。今日は「法人税の基礎」というテーマで述べたいと思います。今回述べる法人税は、個人に対する税金である「所得税」と並んで代表的な税金です! その為、是非概略ぐらいは理解してほしいと思います。

法人税ってなに?

 まず法人税とは、一言で言うと会社で「経理」と言われている部署が行っている仕事の一つです(笑)。それはさておき、正しくは「一般に会社と呼ばれる法人に対して、課税される税金の事」です。

 国税の一つであり、直接税に分類され、比例税率(所得税等と異なり、税率が単一の事を言います)で計算され、決算期は法人が自由に決める事ができますが、所得税の確定申告同様、自分で申告書を作成して税務署に提出すると同時に、税金を納付しなければいけません。又法人税は所得課税で、法人の所得金額に対して課税される税金です。

 ここで所得税と決定的に異なる点は、法人税の場合には企業会計がベースになって計算される事です。つまり所得税の場合は、税金を算出する為に直接計算しますが、法人税の場合は、まず企業会計にもとづいて決算が行われ、それをベースに税金が計算されます。

 ちなみに「企業会計」とは、商法の基準(企業会計原則等)に則って計算される会計処理の事を言います。その為、企業会計は「収益-費用=利益」として計算されますが、法人税では「益金-損金=所得」として計算されます。

「益金」ってなに?

 大きく言うと、「益金」とは企業会計で言う収益の事であり、「損金」とは費用の事です。これは是非覚えておいて下さいね! 会社で経理の人と話しをする時に、必ず出る言葉ですからね(笑)。

 ただ正確には、収益≠益金、費用≠損金である為、異なる部分の調整が行われます。企業会計をベ-スに、法人税特有の計算方法に修正する為にいろいろ調整する訳です。

 この調整は、「決算調整」と「申告調整」に大別されます。決算調整とは、法人が所定の経理処理をした場合には税法上もこれを認めるというものであり、申告調整とは、法人の経理処理に関係なく、企業会計上の当期利益に加算・減算を行って、法人税法上の益金・損金を算出して、法人税額を計算する方法をいいます。

「損金経理」ってなに?

 最後に、会社で経理の人と話しをする時に、もう一つよく出る言葉に「損金経理」という言葉があります。これは先ほど述べたように、「企業会計で費用として処理しなければ、法人税においても損金とは認めない」という税法の規定にもとづいた用語、つまりさっき述べた決算調整の事です。

 どうです。少しは理解できましたでしょうか?

 最低限、「法人税」とは会社が事業活動して儲かった利益に対して課税される税金であるという事と、「益金」・「損金」・「損金経理」等の言葉の意味は理解して下さいね(笑)。特に社内で経理の人と会話してると、よく出る用語ですからね。

 どうです、肩が凝りましたか? 僕も文章を打ちながら、肩が凝ってきました(笑)。今日は、ここまでです。(執筆者:大川 正吾)