イオンが4月に販売し始めた格安スマホが大きな話題となっています。端末代と定額ネット接続、通話基本料の合計で月2980円(税抜き)と、なんと大手携帯電話会社の半額以下。

 なぜなら、端末代金が一般的な販売価格より1 割強安く、既存の携帯電話会社から回線を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)※の通信サービスを組み合わせているからです。まずは8000台を販売し、好調なら本格展開するようですが、これを手に入れることができれば、手頃な料金でスマホ生活を楽しめそうですね。

用途を限定すれば料金を抑えられる

 スマホを使用してみたいけど、月額の負担が重くてためらっている方もいらっしゃることでしょう。大手携帯電話会社は月7GBまで高速通信できるプランが一般的ですが、通話も含めると、月額費用が7000円を超えてしまうこともあります。

 メールやネット、SNS(交流サイト)を中心に使うのなら、月1~2GBまででも十分と言われているので、ひとつ手前のプランにする、或いはMVNOの通信サービスを利用すると負担も軽くなります。

 また、スマホでの通話は、携帯料金プランにあるような無料通話分がなく、通話料金も高めになりがち。できるだけ控えるか、通話は携帯、通信はスマホと分けて使うことで費用を抑えることができそうです。

節約に成功した例

 一つ事例をご紹介しましょう。Aさんは携帯からスマホに切り替えようと思っていますが、毎月の負担を5000円以内に抑えたいと考えています。これまで、ご家族や、実家のご両親と同じ会社の携帯を使っていたので、家族割を使って無料で通話をしていました。これからもそうしたいので、同じ会社のスマホを持ちたいのですが、それでは月7000円を超えそう…。

 そこで、携帯とスマホの2台持ちを提案してみました。MVNOの通信サービスが使用できる中古スマホを購入し、それを通信専用に携帯はそのまま持ち、通信契約を解除して、通話専用とします。この場合ですと、毎月の負担は約3000円。自分で設定したり、出歩くときに2台持ったりと、少々面倒かもしれませんが、予算内に抑えることができそうですね。

 このように、工夫次第で格安でスマホを持つことができます。スマホに関する書籍やネット記事がいろいろと出ているので、チェックしてみると良いでしょう。また、冒頭でご紹介したイオンの格安スマホの販売が、携帯電話会社の料金プランに一石を投じたと思います。今後の動きにも注目しましょう。(執筆者:横井 規子)

※仮想移動体通信事業者(MVNO)
既存の携帯電話会社が持つ回線容量の一部を借り、独自の料金プランでデータ通信や通話サービスを提供。通信設備の設置負担費用がかからないため、低料金の設定が可能。契約者情報などを登録した「SIMカード」を単体で販売し、利用者が購入してスマホなどに差し込むと通信できるようになる。