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顕著な不動産価格の上昇 賃貸に住み続けることはリスクか?

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顕著な不動産価格の上昇 賃貸に住み続けることはリスクか?

 首都圏のみならず主要地方都市でも不動産価格の上昇が顕著です。加えて建築価格も上昇しています。単なるアベノミクスによるバブルなのでしょうか? それともデフレから脱した良い意味でのインフレでしょうか?

 このまま地価が上昇し建築費も上昇し続ければ、新しく建築される賃貸住宅の家賃は、現在の相場よりも高くするしかありません。それでも人気地区であれば、物価上昇に応じた家賃の場合入居者は後を絶たないはずです。それ以上に古い建物の周辺家賃も引っ張られるように上昇するはずです。

 この流れが正しいとすれば、家賃は物価の上昇に応じて値上げされます。そうなれば賃貸に住み続けることは安定とはいえません。特に安定した収入のない老後まで考えると、賃貸住宅はリスクでしかないとも考えられます。

 逆に購入を前提とした場合、今は、長期固定金利の金利は史上最低、住宅ローン控除の拡充にすまい給付金、住宅取得資金の贈与等、各種税制の恩恵までも幅広く住宅購入を後押ししてくれています。購入する条件は整っています。

 物価も給与も上昇すれば不動産価格も家賃も上昇する。不動産価格と家賃だけが下がり続けるということは考えにくいと思われます。バブルであれば数年で終了します。しかし、これがいい意味での物価上昇であれば前述のとおりです。

 賃貸派の人も、もう少し先にとゆっくりと考えていた人も、持ち家を購入するか? 賃貸に住み続けるか? 住宅購入の試算だけでもしておくべき時期なのかもしれません。(執筆者:田中 法人)

《田中 法人》
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田中 法人

株式会社サンクティ 代表取締役 元ハウスメーカーの支店長として500組を超えるお客様の家創りに携わる。2008年、不動産コンサルタントとして独立。セミナー・相談業務、ライフプラン、見積書や契約書の第3者チェック、不動産調査、建物診断、耐震診断等、住宅購入を購入者の立場で完全サポートしています。 <保有資格>:AFP / 2級FP技能士 / 宅地建物取引主任者 / 2級建築士 / 不動産コンサルマスター / 木造住宅耐震診断士 / 既存住宅現況検査技術者 / JSHI公認ホームインスペクター 寄稿者にメッセージを送る

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