既往症がある場合の保険加入で知っておくといい情報

 そろそろ保険に入りたい、保険が必要だな〜と思っても、もう病気になったら新しい保険には入れない、というのが一般的な考えであり ご相談を受けていても、「もう入れないですね」とよく言われます。

 最近では、緩和型や無選択型といって病気になった方や、現在持病がある方でも入れる保険が多く出そろっていますが、たとえ既往症があったとしても通常の医療保険に入る事は可能です。

 ただし、同じ条件での引き受けにはならない場合が多く、いわゆる特別条件付き契約という形態での引き受けになります。

 この条件付き契約には、

1. 保険金削減/支払われる保険金や給付金が指定された期間において契約金額よりも減らされるもの

2. 保険料割増し/保険料を多く支払う事で全く同じ保障を得られるもの

3. 特定部位・特定疾病不担保/決められた身体の部位に関する給付は制限されるというもの

 の3種類があります。

 その中でも、注意して理解しておいてほしいのが3つ目の特定部位・特定疾病不担保です。

 特定部位不担保とは、胃や肺、大腸など身体の各部位を指定しその部位に関する給付が制限されます。この部位の指定の仕方が保険会社によっても違い、直腸と肛門、腎臓と尿管などを同じ部位のグループにしている保険会社とそれぞれ別の部位とみなしているところがあります。

 特定疾病不担保とは、身体の部位ではなく疾病名で給付の制限があるもので、胃ポリープ、帝王切開などの疾病名での制限になります。この特定疾病不担保は取り入れている保険会社と取り入れてない保険会社があります。

 既往症がある人にとっては、特定部位の分類が細かく分かれている方や特定疾病の方式を取り入れている保険会社の方が、給付金を受け取る場合のことを考えるとより安心がひろがります(※胃に関してすべて不担保であるよりも胃ポリープに関してのみ不担保であるということです)

万が一、既往症で条件付きになった場合、数ある保険会社には、別の引き受け基準もあるということを知っておくことで選択のチャンスや幅がひろがるというものですね。

(執筆者:菊井 千恵子)

この記事を書いた人

菊井 千恵子 菊井 千恵子»筆者の記事一覧 (6) http://www.fp-iroha.jp/

滋賀FPオフィスいろは 代表
大手国内生保を12年勤務の後、ファイナンシャルプランナーとして独立。滋賀での個人相談を中心に活動中。生保時代に感じた売り手主導の保険販売への違和感が現在の仕事の原動力となり、生活者としての目線を失うことなく、本当に役に立つ保険の意味や保険との関わり方を伝えることを一番大切にしています。7人家族の主婦、3人の子育てをする母として伝えるメッセージは子育て世代の家庭からの信頼も厚く、お金、暮らし、子育てと様々な相談に応じています。
<保有資格>:AFP/2級ファイナンシャルプランニング技能士/住宅ローンアドバイザー
【寄稿者にメッセージを送る】

今、あなたにおススメの記事
本サイトの更新情報をfacebook・Twitter・RSSでチェックしましょう
この記事が気に入ったら、いいね!しよう

このページの先頭へ