「投資信託」という名前が目につく環境になってずいぶん経ちます。投資の商品=垣根が高い証券会社=入りづらい という環境から窓口が路面にある銀行や信用金庫、そして今ではインターネットで購入するまでできるようになりました。

 <はじめてさん>は、窓口が近くにある金融機関に足を進めやすいと思うのですが、その前に注意するポイントを3つ見ていただきたいと思います。

(1) 投資信託で利息はつかない

 投資信託は定期預金ではありません。よく買う前の注意事項に書かれていますがどういう意味でしょうか。

 投資信託で毎月分配型の商品があります。これを利息の感覚でもらうのは避けましょう。年金で生活をしている人であれば悪くはありませんが、分配されるものを購入すると毎月決算し毎月の利益に税金がかかり、残った利益が手元に来るためもったいないと思います。

 投資信託はお金を働かせてコツコツ増やしていくための手段です。まだ必要のない時期にこまめに利益が出て、加えて税金がとられるなんてもったいないことです。

 商品名に毎月分配と書いてあるものはなるべく避けましょう。

(2) 投資信託の運用は手間をかけずお金もかけない

 投資信託は金融機関で買うものの場合、最初の申し込み手数料「販売手数料」がかかります。結構大きな金額なので、なるべく手数料がかからない《ノーロード》の投資信託を選びましょう。投資信託は運用される方法によって運用する側に手間がかかるため、手数料「信託報酬」も高くなります。

 同じ性質の投資信託をインターネットで調べてみると、少し名前は違いますが手数料が抜群に低いものもあるのですぐに買わずに名前をチェックし、他も調べて考えましょう。

 もし売ってしまうことも考えるならば投信を換金する際に支払う「信託財産留保額」もあります。これも見ておきましょう。

 手数料がかからない投資信託は主にインデックスファンドなど機械的に運用してくれるものが多いです。運用する人の裁量に影響しないので、お金を出した側の気持ちがハラハラする可能性も低く仮に運用状況が悪くなっても「いくらになったら売ってしまおう」と決めたうえでスタートすると売る時期も自分の気持ちに左右されず、機械的に売ることもできます。

(3) 窓口のおすすめ商品は買わない

 投資信託は本当にたくさんの種類があります。内容を見ていいなあと思っても、<はじめてさん>は新設のものを買うのはやめておきましょう。投資信託はある程度実績があり、過去の状況が見れるものから入ってみましょう。

 以上3つをチェックし、自分の無理がない範囲の金額を考えてからはじめてみましょう。(執筆者:堀口 雅子)