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「みずほフィナンシャルG」株を買い増しした2つの理由

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「みずほフィナンシャルG」株を買い増しした2つの理由

 先日、日経平均が急落した時を狙って、割安となっている11、12月の株主優待銘柄を狙ってみましょう、という記事をご紹介しました。実はこの株価急落を活用して、私も東証一部上場のある銘柄を買い増ししたんです。(2014年10月16日)

 それが「みずほフィナンシャルG(証券コード8411)」です。なぜ買い増ししたのか、主な理由2つに触れてみたいと思います。

<理由1: ‘国債化’ した値動き>

 株式取引をすでに行っている人はご存知かと思いますが、7月22日から、TOPIX100採用の主力大型株のうち、約40銘柄の呼び値単位が変わりました。1000円以下の銘柄に関しては10銭刻み、5000円以下の銘柄は50銭刻みとなったんですよね。

 呼び値単位を変更したのには、表向きの理由と本音の両方があるようですが、その呼び値単位変更によって株価の動きに大きな影響がでたのが、みずほフィナンシャルG。それまでは、値動きを利用して比較的短時間で利益を狙うデイトレーダーの本命銘柄とされていたのですが、呼び値単位変更後は値動きの幅が小さくなってしまい、デイトレードには不向きな銘柄となってしまったのです。


≪みずほフィナンシャルG 3月27日~10月20日までの日足チャート≫

 上の日足チャートにあるように、4月~10月初旬まではだいたい195~210円の範囲内で推移していたみずほ株。その値動きはまるで国債のようだ、という声が聞かれたほどです。しかし、10月中旬の日経平均急落時に、レンジブレイク。10月17日には178.1円まで下落しました。

 ‘国債化’ したみずほ株。金融株は景気敏感株のため、日本の景気が後退すれば当然敏感に反応し下落する銘柄ではあるものの、今回の日経平均急落はあくまでも調整の範囲(と見ています)。

 また、各方面の不安要素、欧州リスクや地政学リスク等は今すぐ大きな問題とはならないと判断し、そのうち株価は少しずつ回復、値動きも国債のような値動きに戻るであろうというファンダメンタル分析を根拠として、2014年10月16日と17日の二日に分けてみずほ株を買い増ししました。

<理由2:配当利回り>

 みずほ株は高配当利回りとしても有名で、1株に付き年合計7円の配当ですから、10月21日の終値184.7円ベースで配当利回りは3.78%。みずほ銀行が破綻する可能性の程度から言えば、銀行に0.30%の金利で定期預金しておくよりは効率が良いのかと。

 その点に関しては意見の分かれるところかもしれませんが、高配当というのは大きな魅力ですので、その理由から今回買い増ししてみました。

 みずほフィナンシャルGの次の配当権利獲得は3月末。それまでに株価がどうなっているかちょっと楽しみです。株価や日本の景気動向、株式相場次第ではその前に売却するのも一つの選択肢としていますが、基本的に忘れていけないのがみずほ株保有の理由です。

1.値動きの安定性
2.高配当

 今後、この保有条件がなくなればそこが売り時となります。株式投資の基本ですが、株を買った理由が消滅した時点で即売り。これを怠ると必ず痛い目に遭うんです。(何度も痛い目に遭いました…)

 最後に一つ、この記事はみずほ株の購入を推奨しているわけではありません。株式投資の参考にしていただければ幸いです。(執筆者:堀 聖人)

《堀 聖人》
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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

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