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「貸株サービス」で儲ける投資法 売却益、配当金、優待だけじゃない

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「貸株サービス」で儲ける投資法 売却益、配当金、優待だけじゃない

 株式投資で利益を得るための投資法は? と聞かれたら、あなたはどの投資法をチョイスしますか?

1.売却益 (低価格で購入し値上がりしたら売る)
2.配当金 (年に1,2回、株主に支払われるお金)
3.株主優待 (年に1,2回、株主に送られてくる企業からの御礼商品)

 どの投資法で利益を得るかは個人の戦略や好み次第ですが、この3つ以外にもう一つ忘れていけない株式投資で儲ける方法、「貸株サービス」はご存知でしょうか?

貸株サービスとは

 貸株サービスとは、保有している現物株式を利用証券会社に貸出し金利を受取ることができるサービスのことです。平たく言うと、自分名義の株式を証券会社に貸すことでレンタル料を貰えるってことですね。

 貸株金利の仕組みは証券会社によって違いますが、貸株金利は銘柄ごとに設定されていることがほとんど。(松井証券は金利一律) ただし、金利の見直しタイミングは証券会社によって差があり、楽天証券は毎週見直されるのに対し、SBI証券やカブドットコム証券は月ごとの見直しとなっています。

 気になる金利ですが、相場は0.1~0.5%(年率)といったところ。証券会社によってボーナス金利銘柄が設定されており、10.0%(年率)のものも。実際に受取れる金利/日の計算方法は以下の通りです。

【(貸株数×株価)×貸株金利÷365日=貸株利益/日】

 仮に、株価1000円の株を1000株(時価100万円相当)、0.5%の年利で30日間貸し出すと、

【100万円×0.5%÷365日×30日=約410円】

 保有株を貸出すことで、わずかかもしれませんが利益を得られるんです。現物株式保有をただただ保有するよりは、利益率は確実に高くなります。株式を長期保有するつもりで買ったなら、貸株サービスを利用することを積極的に考えてよいかもしれません

SBI証券に口座開設する⇒公式サイト
iphoneからの開設手順はこちら

楽天証券で口座開設⇒公式サイト

どんな投資家に向いているサービスか

 貸株サービスを利用するのに向いているのは、こんな投資家さんです。

配当金や優待を狙った中長期保有が目的の方

 配当・優待権利が欲しい場合、貸株をしていても「優待権利取得」を選択しておくことで自動的に配当・優待の権利を獲得できるんです。また、自分の好きな時に貸出しができますし、売りたいと思えばすぐに売却も可能です。

 配当・優待を受取りつつ貸株金利を受取る二重取りで、利益率UPを狙いたい方に向いているサービスです。

塩漬け株をお持ちの方

 あまりしたくないことですが、高値掴みをしてしまった株が値下がりしてしまい、いまだに売却できず株式口座に塩漬け株を眠らせている方にもおすすめのサービスです。

 眠らせておくのはもったいないですから、将来値上がりするまでの期間少しでも多くの利益を得るために、貸株サービスを活用したいところです。(損切りという選択肢もお忘れなく)

 貸株サービスは、売却益、配当、優待に並ぶ第4の利益獲得方法であるのは間違いありませんが、メリットとともにデメリットがあるのも確か。どんなメリットとデメリットがあるのか、詳しいことはまたの機会にお話しできたらと思います。(執筆者:堀 聖人)

《堀 聖人》
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堀 聖人

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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

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