昨年からの原油安が続いています! 昨年7月には1バレル(約159リットル)100ドル近辺の価格で推移していたものが、今年になり45ドルと半値以下になっています。

 生活していく上での影響としては、ガソリン価格の下落で車での移動が多い私としては非常に助かっていますが、株や為替取引をされている方は厳しい状況になっていませんか?

 昨年は、銀行等の窓口販売で外貨建ての個人年金保険等が多く販売されていたようです。豪ドル建ての方も多くいらっしゃったのではないでしょうか!?

 豪ドルも昨年11月半ばころから18円近い円高に進んでいます。資源国の一つであるオーストラリアの通貨は資源安によって売られています。

個人が原油関連に投資するには

 今回の資源安で目に見えて影響が大きいのは原油です。

 おもな原油はWTI原油先物の価格で取引されます。(WTIとはウエスト・テキサス・インターミディエートの略で西テキサス地方で産出される原油の事を指します。このWTIの先物がニューヨークマーカンタイル取引所で取引されています)

 個人の投資家がニューヨークの取引所で原油を手軽に買うわけにはいきませんが、

 なんと!!

 個人でもWTI原油先物の価格に連動した商品は購入することができます。

 どういうものかというと、ETFと呼ばれる上場投資信託で、一般的には株価指数などの各指標への連動を目指す投資信託の中に有ります。商品名は「WTI原油価格連動型上場投信(銘柄コード 1671)」です。

 もちろんこのETFも、WTIの原油先物価格に連動するように設定されているので、当然ながら大きく値下がりしています。しかしながら、出来高といって一日に取引される量は昨年12月から大きく増えてきています。

 取引価格は、昨年6月23日に付けた高値7140円から、1月14日の3620円まで下がっています。ただ、安いから買うということではなく、今後の世界情勢を見ながら購入するのかどうするのかを検討する必要はあります。

分散投資の1つとして検討を

 投資をされている方は様々な資産に分散して投資してくださいと言われることが多いと思います。株や債券のみならず、REITという不動産へ投資する投資信託もあります。

 こちらは、日本銀行が買い入れ額を増やすと昨年10月末に発表がありその後も大きく上昇しています。世界情勢を動かしてしまうような原油も資産の一部として取り入れることも、分散投資のひとつになるのではと思います。

 ETFを使うと様々な資産に分散投資ができます。皆さんも一度どのようなETFがあるのか調べてみませんか? 東京証券取引所の「ETF・ETNスクエア」をご参考に!投資のご判断はご自身でお願いいたします。(執筆者:瀧澤 宏行)