NISAの制度も2年目となりましたが、NISA口座の半分以上が休眠口座となっているということです。以前も書きましたが、NISAで投資を促進しようとしても、人々は納得しないと動けません。NISA導入とともに、金銭・投資教育が必要不可欠になってきているのだと思います。ハード面だけ整えても、ソフト面がついて行っていない感じがします。

 とはいっても、「じゃあどうすればいいの?」ということですが…。

 第一歩が踏み出せないという方の多くは「投資ってよくわからない=いつも相場を見ていないといけないのは大変だ=相場が下がったとき(損したとき)どうすればいいかわからないから怖い」という心理が働いているのではないでしょうか。

 もちろん、投資を始めるには、ある程度の知識は必要です。リスクとリターンについて、値動きについてなど多少は理解してからでないとお勧めしません。ただ、それは、NISAについての勉強会などがあちこちで開催されていますし、ネットでも基礎知識などは学べます。わからなければ金融機関の担当者に問い合わせればしっかり教えてくれるでしょう。

 一番の障壁は、やっぱり心理面ではないでしょうか?

コツコツ(積み立て)投資から始めてみよう

 そこでご提案です。

投資を完璧に理解していなくても!
いつも相場を見ていなくても!
相場が下がった時でも!

あわてず騒がず、投資をじっくりと楽しむ方法があるのです。

 それは…コツコツ(積み立て)投資です。毎月5,000円とか10,000円をコツコツ積立てていくのです。

 積み立てるのは、株でも投資信託でもOK。初心者におススメなのは投資信託です。投資信託だったら、安全性の高いものから、積極的に運用するものまでたくさんの種類が揃っていますので、自分のリスク許容度に合った投資信託を選ぶことができます。金融機関に問い合わせてもいいですし、私たちファイナンシャル・プランナーもご相談に応じます。

これで心理面も解決!

 さて、ここで皆さんにご質問です。

 下記のように値動きする株があったとします。どこで買いたいですか? どこで買いたくないですか?

 たぶん、多くの方が、「買うなら200円のところだよな~、ま、400円くらいでもいいかな~。でも、さすがに1000円とかではあんまり買いたくないな~」と思ったのではないでしょうか?

 そうですよね! この株価の動きを見ると、誰だってそう思います。

 でも! これはあくまでも過去の値動きを見ているからそう言えるのであって、今現在、安いのか高いのか、買っていいのか買うべきでないのかなんてわかりませんよね?

 例えば、上記で1,000円、400円、200円と下がってきた時に、ここが一番安いなんてわかりませんよね? 多くは「ずっと下がってきているから、もっと下がって100円になるのではないか」とか「こんなに下がり続けているので買いたくない」と思うのではないでしょうか?

 相場が高いのか安いのかはその時は分かりません。後になってみて初めて、「あ~ここが安かったんだ、ここで買っていれば」なんて思うのです。だから投資って難しいと思うのでしょうが…。

 でも、それがわからなくても、自動的にやってくれる方法があるのです。

 それは…コツコツ(積み立て)投資です!

人の心理を自動的に行ってくれる仕組みとは…?

 下の図をご覧ください。


≪拡大して見る場合はこちらから≫

 「決まった金額で買える分だけ」買っていく方法が、おススメしているコツコツ投資です。毎月定額で買える分だけの株数を買っていく方法です。これだと、安くなったらたくさんの数量を買い、高くなったところでは少しの数量しか買っていませんよね?

 どうでしょう?

 先ほど、皆さんが「買いたい!」と言った安いところでたくさん買い、「できれば買いたくない」と言った高いところでは少ししか買っていませんよね?

 このようにコツコツ投資では、安くなったところでたくさん買うということを自動的にやってくれますので、「毎回同じ株数」を買っていく方法より、平均の購入単価が安くなるのです。

相場が上がってもラッキー! 下がってもラッキー!

 この方法だと、相場が下がったとしても「たくさん買えるのでラッキー♪」、相場が上がったら上がったで「上がって利益が出ているのでラッキー♪」と思えるのではないですか?

 ほら‼

 投資を完璧に理解していなくても!
 いつも相場を見ていなくても!
 相場が下がった時でも!

 「上がってもラッキー、下がってもラッキー」とどっしり構えていられるんです!

 いかがですか?

 これだったら始められそう! そう思えてきませんか?

 NISAを利用するからと言って、100万円の枠を全て使い切る必要はありません。まずは、第一歩を踏み出してみることから始めてみませんか? 次回は、これで14年間積み立てた実際の例をご紹介したいと思います!(執筆者:時川 郁)

 コツコツ投資14年間の実例編へ