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貯蓄家からプチ投資家に変わる、はじめの一歩

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貯蓄家からプチ投資家に変わる、はじめの一歩

 「投資をするのが怖い」そんなことをおっしゃる方がたくさんいます。また、「投資なんかしなくても生きていける」と割り切った考えを持つ方もいます。

 ところで、話は変わりますが、一つ質問です。

 みなさんはケータイやスマホが無くても生きていけますか?

 ほとんどの人が「スマホ(ケータイ)を持つのがあたり前」と思っているはずです。「スマホ無しでは出かけられない!」という人がほとんどでしょう。しかし、約30年前は違っていました。ケータイを持つのは、一部のお金持ちやビジネスマンだけでした。それがいつの間にかあたり前のツールになっているのです。

 ふりかえって投資はどうでしょうか?

 やはり、約30年前は一部の人が楽しむ、一種の道楽でした。当時は毎年のように収入が増え、年金財政にも余裕があったので、投資をしなくても一般人の将来生活は成り立っていたからです。

 しかし、現代は収入がなかなか増えず、将来の年金受給額はどんどん減らされようとしています。投資によって資産を増やしておかないと、生計を維持することが難しくなってしまうかもしれません。つまり、ケータイやスマホと同様、投資も生活に必要なツールとなりつつあるのです。

投資を始めるのに必要なものは?


 それでは、今まで貯蓄のみで生活してきた人が投資を始めるには、まずどのような行動をしたら良いのでしょうか? また、どのような商品の購入を検討したら良いのでしょうか?

 まず、投資に欠かせないものが「情報」です。国内の経済環境だけではなく、世界の政治情勢も含め、幅広い情報を手に入れたいものです。

 少なくとも、新聞の大きな見出しくらいは、毎日チェックするクセをつけておきましょう。できれば、日経平均株価や円=ドルの為替相場もチェックし、「何で今日は株が上がったのかな?」と考えるようになれば、投資初心者から一歩踏み出したと言えるでしょう。

 無料セミナー等で勉強することも考えられますが、その場合はある程度の勧誘を受けることになるのが一般的なので、セールストークに流されないように注意しましょう。

初めて投資する際に検討したいもの

 次に、初めて投資する際に検討してみたいのが投資信託(ファンド)です。これは、細々とした投資戦略を全て運用会社がやってくれる仕組みなので、最もお手軽な投資方法とも考えられます。

 投資信託もいろんな種類があるので選ぶのが大変ですが、選択に困るような時は、バランス型を検討してみると良いでしょう。これは株式や債券、不動産といった様々な資産を組み合わせて投資してくれる、まさに「丸まかせファンド」とも呼べるような商品です。一般的に、株式の比率が高いとハイリスクハイリターン(値動きが激しいけど、大きな儲けが期待できるという意味)なると言われているので、各資産の配分をチェックして選びましょう。

 なお、投資信託はパッシブ運用とアクティブ運用に大別することもできますが、まだ初心者と考えるうちは、パッシブ運用の方から始めてみると良いでしょう。ある程度、投資に慣れてきたところで、様々な運用会社や商品を吟味して、アクティブ運用を検討することがベターと考えられます。

 また、この投資信託を毎月数千円ずつ積み立てて購入する仕組みもあります。このような仕組みを利用して、少しずつ投資をスタートすることも検討してみましょう。(執筆者:小山 信康)

《小山 信康》
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小山 信康

小山 信康

1999年中央大学商学部経営学科卒。 IR専門印刷会社にて上場企業の情報開示書類制作業務に携わった後、ファイナンシャルプランナーとして独立。 現在、企業の従業員に対する投資教育等の活動を行なう傍ら、大学や専門学校等においても講義を行なっている。 また、家計の見直しから投資まで幅広く相談業務も行っている。 <保有資格>:CFP、FP技能士1級、1級企業年金総合プランナー 寄稿者にメッセージを送る

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