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なぜ、投資で損をするのか?(3) ~余裕のあるお金で投資を行うことが重要~

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なぜ、投資で損をするのか?(3) ~余裕のあるお金で投資を行うことが重要~

前回は、投資の世界では予想もしていなかった「まさか」の出来事により、一瞬で崩れてしまうことがある、とお伝えしました。そして、「まさか」の出来事があっても、次のチャンスに向けて投資を続けることができる状況にしておくのも重要だということもお伝えしました。

今回の内容は良く言われている内容ですが、投資は、余裕のあるお金で行うことが重要ということです。具体的には、10年以内に使用する予定がないお金で投資を行うことです

10年以内に使う予定がないお金であれば、「まさか」の損失が発生した場合でも、直近のライフプランに大きな影響は及びません。そして、そのお金を使うまで10年以上の余裕があることから精神的なダメージも少しは和らげることができ、それにより少しでも冷静な判断で対処することにも繋がります。


逆に余裕のないお金や10年以内に使う目的があるお金で投資を行った場合、万が一、「まさか」の出来事により、直近のライフプランに影響を及ぼすだけでなく、それに伴う精神的なショックも大きく、冷静な判断で対処することが難しくなります。

最悪、投資の世界から離れることにも繋がるでしょう。

株式市場を含め、値動きはあなたの思惑とは関係なしに勝手に動いています。時には大幅に下落することがあっても、株価など価格が永遠に下がり続けることはありません。

したがって、次のチャンスを掴むためにも、投資の世界に参加し続ける状況を自ら作っておく必要があります。それは、冷静に対処できる環境を事前に作っておくことです。

そして、事前にこれぐらいであれば損失を発生させても問題ない、といった金額を決めておくことも重要でしょう。

例えば、昨年から今年にかけて原油価格は大幅に下落をしています。それに関連した投資であれば、大きな損失が発生しているでしょう。

余裕のあるお金で投資を行っている場合であれば、

・途中の段階で損切りを行い別の投資に切り替えるか?
・価格が元に戻るまで塩漬けしておくか?
・リスクは承知でもナンピン買いを行うか?

の選択肢が挙げられます。

どの方法が適切か? はさておき、次の投資のチャンスは巡ってきます。

ところが、余裕のないお金や10年以内に使う予定のあるお金であった場合はどうでしょうか? 次の一手を指すことは難しいでしょう。ある意味“油まみれ”になってしまいます。

そのようにならないためにも、余裕のあるお金で投資を行うことが鉄則です。(執筆者:岡田 佳久)

「なぜ、投資で損をするのか?」シリーズ、第4話はこちら

《岡田 佳久》
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岡田 佳久

執筆者:CFP、FP技能士1級 岡田 佳久 岡田 佳久

株式会社オーブレイン 代表取締役 (講演実績)一般向けセミナー、民間企業、高等学校、大学、資格専門学校、社団法人、NPO法人、商工会議所、男女共同参画センターなど(累計約1,000回以上)。(執筆実績)産経新聞、神戸新聞、Yahoo!JAPAN、ダイヤモンド社、わかさ出版など多数 ≪保有資格≫CFP、FP技能士1級、キャリアカウンセラー(CDA)、 1級DCプランナー(金融財政事情研究会) 、第二種証券外務員(未登録)、住宅ローンアドバイザー(金融検定協会) 寄稿者にメッセージを送る

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