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現役世代とシニア世代の資産運用術 それぞれのポイントは?

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現役世代とシニア世代の資産運用術 それぞれのポイントは?

最近のメディアでほぼ毎日のように取り上げられているのが「個人投資家の活発な投資」ですね。

昨年の1月にスタートしたNISAもその後押しになっていますが、投資家の皆さんの懸念である「低金利」、「これからの老後などへの不安」がもともと土壌としてあったと思います。

職業として、ご相談をお受けしていると、以前は、家計診断というのが断然多かったですが、最近は「どうやって運用すればいいか」という内容でのお問い合わせが確実に増えています

これからご紹介するのは、現役世代とシニア世代とざっくりとしたイメージです。個別具体的には、さまざまな要因がありますので、ご参考にしていただければと思います。


現役世代とシニア世代の資産運用術

現役世代

現役世代のかたは使い途が決まっている資金があり、そのほかに、長期的に考えた資産形成をお考えですよね。具体的に「何年先にこれぐらいは絶対に使う」と決まっているものには手を出さないで、長期的な余裕資金を別枠で設定しましょう

次に、自分の性格を考えて、あまりリスクをとりたくないタイプか、それともある程度のリスクは覚悟の上で収益を狙いたいタイプかを見極めます。

ここでさらに、〇年先をめどにこのくらい増やしたいといったイメージができれば、あとはそれに当てはまるように資産構成・通貨構成を考えましょう。

シニア世代

シニア世代の方も、基本的に同じです。年金が主な収入源であれば、それをどのくらい補いたいのかというイメージを描いてみてください

具体的な数字でイメージできるほど、ゴールがはっきり見えてきますので、戦略の立て方もよりやりやすくなります。

こういった枠組みのもとで資産・通貨、そして時間の分散割合を決めていきます。

分散投資のつもりが… 正しい分散してますか?

いずれにしても大事なことは、「徹底的な分散投資」です。

誰でもが底値で買って、天井で売りたいと思っていますが、そのようにピンポイントで最高のタイミングを見抜くことはできません。分散投資のつもりが、同じような値動きをする資産に偏っていないでしょうか?

通貨の分散も必要ですが、よくわからないけれど、「何となく」よさそうだというイメージ先行で決めていませんか?

ご存知のように、今は絶好の投資環境だと思います。

しかし、それでも、どの資産クラスにするか、通貨にするかによって今の追い風100メートルの投資環境を活かすどころか、足を引っ張る分散投資になっていないか専門家の意見などを幅広く参考にしながら見極めてください。

今、投資をするのは、たとえば5年前と比べれば、断然いい時期です。せっかくのチャンスですからやってみようか、と思われたら、さっそくはじめてみましょう。(執筆者:柴沼 直美)

《柴沼 直美》
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柴沼 直美

柴沼 直美

キャリプリ&マネー代表 生命保険会社での営業職の後渡米。MBA修得後帰国し、外資系証券会社および投資顧問会社にてアナリスト、ファンドマネジャーとして勤務。出産・育児を機に独立。機関投資家としての「お金」に対する姿勢で、個人投資家としても適応できることをセミナー、講座を通じて紹介。キャリア・アドバイザーとしての立場から、若年層、中堅層、シニア層の各ライフステージにおける資産運用方法の個別相談業務も実施。その他FP資格取得講座、マネーセミナー講師としても活動中。 <保有資格>:CFP®、日本証券アナリスト協会検定会員、社会保険労務士、MBA(ファイナンス)、DCアドバイザー、CDA(キャリア・ディベロプメント・アドバイザー)、第1種証券外務員 寄稿者にメッセージを送る

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