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子どもに「格安SIMスマホ」を持たせるメリットとデメリット解決策

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子どもに「格安SIMスマホ」を持たせるメリットとデメリット解決策

SIMロック解除を5月に控え、各社の格安SIMも値下げが始まっています。注目されている方も多いのではないでしょうか。

現在、我が家は小学3年生の子どもが持つキッズケータイ+親の大手キャリアのスマホ契約1台で毎月9,000円前後の通信費を払っています。

この通信費を安くするために、親だけでも音声付格安SIMを利用すれば、我が家のプランシミュレーションだと月額2台で2,300円の通信費になります。これは年間80,400円安く済ませる事ができます。

これは大きい節約! と、考えたのですが、実は金額のメリットだけでなく、親子ならではのデメリットがありました。


親だけが格安SIMに変更し、子どもに大手キャリアのキッズケータイを持たせる場合のデメリット

・GPS機能が使えなくなる。
 (防犯ブザーを鳴らした時の位置把握ができなくなる)
・別々のキャリアになるので、無料通話が使えない。

GPS機能が使えなくなるのは困ります。いっそ子どもにもスマホを持たせてみようかと考えたのですが、それにはたくさんのデメリットがあるように思えます。大手キャリアが出しているキッズスマホは? とも思いましたが、これでは通信費が節約されません。

そこで子どもが格安SIMのスマホを持つことのメリット、デメリットを比較してみました。

子どもが格安SIMのスマホを持つ3つのデメリット


デメリット1:壊れやすい

キッズケータイは頑丈です。防水・防塵・耐衝撃が標準仕様です。これは「子どもが使う」という点でとても重要。走り回ったり転んだり、子どもの行動を見ると「耐衝撃」でなければすぐに壊れてしまいます。

スマホの一部の機種では防水・防塵・耐衝撃性能があるものもありますが、そういった性能がない物の方が多いのが現状。これは大きなデメリット! うっかり壊してしまうと高価な修理代が発生します。

しかし、防水・防塵・耐衝撃スマホケースがあります。このケースを使用することで、我が家は「壊れやすい」というデメリットを解決できました。

デメリット2:スマホは本体価格が高い

キッズケータイはキャンペーンなどを利用すれば0円から手に入れることができ、キャンペーンではない時でも本体価格は10,000円前後で入手可能です。

スマホは高額なものが多く、大手キャリアが出しているものだと、本体価格100,000円前後のスマホもあります。ですが、我が家では、以前自分が使っていたスマホを利用したので無料で済みました

スマホ本体を新規購入する場合には、amazonや楽天などを上手に利用すれば、定価より安く購入することが可能ですし、本体価格10,000円前後の格安スマホも売っています。

デメリット3:インターネット制限がない

キッズケータイはインターネット回線に繋ぐことができません。メールもSMSのみで、しかも指定された相手しかメールできません。GPS機能で居場所がいつでもわかります。これは親の視点では大きな安心ですね。

格安SIMのスマホはどうでしょう。制限が何もありません。大人と同じ条件で使えてしまいます。ネットいじめや、ネット関係の事件など、インターネット上での人との関わり方への不安が一気に出てきます。これが親の大きな悩みの種になります。

この悩みはアプリを入れることで解決しました。我が家ではまもるゾウ+(無料)というペアレンツコントロールアプリをダウンロードしました。こちらで、アプリごとの利用制限、発信通話時間制限、月間累積発信時間制限、発着信許可、安否確認、現在地の特定などができます。

これはかなり便利! 現在地の特定ができることで、キッズケータイのGPS機能をカバーできます。

また、制限は曜日・時間まで細かく設定することができるので、学校にいる時間はゲームアプリ禁止、放課後は利用可能といった設定も簡単に行うことができます。受発信も最初は家族間のみの制限をかけて、インターネット上のエチケットなどを教えていき、子どもの成長にあわせて、少しずつ制限を解除していくこともできます。

子どもが格安SIMスマホを持つ3つのメリット

今までデメリットと解決策をあげましたが、メリットはあるのでしょうか。

メリット1:通信費の大幅削減

我が家の場合、大手キャリアスマホ+キッズケータイで現在9,000円の通信費です。それを、親は音声付格安SIMスマホ+子どもはデータ専用格安SIMスマホの利用で、9,000円から2,200円と大幅コストダウンできます。

音声付格安SIMはMNPで今使用している電話番号をそのまま使用できます。子どもには無料通話ができるアプリで連絡ができるので、データ専用格安SIMを使うことにしました。

そして以前使用していたスマホを使うことで、スマホ本体価格も0円。年間81,600円の削減になりました!

メリット2:学力の向上

子どもが興味をもてる学習アプリを使うことで学力の向上がはかれます。実際、地図パズルや計算などで、楽しみながら学習しています。小学校の授業にあわせてアプリを選ぶことで、学力も向上しました。

また、年齢が上がれば、学習塾が配信している勉強補助アプリなども利用できます。最新のデバイスやアプリに触れることで、操作方法以外にも、情報リテラシー能力を伸ばすことができ、社会に出た時に大きなプラスになります。

メリット3:インターネットの使い方が身に付く

現在、子どものスマホに入っているLINEには、「親」、「祖父母」、「幼稚園の時の先生」などの大人のみ。そして、その大人には、ネット上のエチケットやマナーを子どもに教えてもらえるようにお願いしてあります。 

親の監視下で素直に端末を利用できる年齢から、「ネットの危険性」や「便利な使い方」、「エチケットなどのマナー」、「個人情報の取り扱い」などを教えていくことで、制限を解除される年齢には、インターネットの正しい使い方が身に付き、ネット上の事件に巻き込まれる危険は減ると思われます。

使用するルールを決めないと、子どもに悪影響があるのは、テレビやゲームなども同様です。子どもと一緒にちゃんとルールを決めて、子どもの成長にあわせて見直しながら使うと良いですね。

おわりに


いろいろ検証した結果、キッズケータイから格安SIMスマホにすることのデメリットの解決策を見つけました。

・壊れやすい→防水・防塵・耐衝撃ケースで対応

・スマホ本体価格が高い→親の昔使っていたスマホ(無料)、格安スマホ(10,000円以下)

・インターネット制限がない→アプリで制限


それどころか、子どもが格安SIMスマホを使うメリットが出てきました。


・通信費の大幅削減→我が家では年間81,600円の削減

・学力の向上→学習塾が出してる勉強補助アプリなどで楽しみながら勉強できる

・インターネットの使い方が身に付く→ネット事件へ関わることの危険性が減る

それぞれ家庭環境の違いもありますが、親のしっかりとした管理の元で、親子でルールを決めて使うことは、長い目で見ると金銭面だけでない大きなメリットが生まれます。スマホを持たせるかどうか検討している方は、ぜひご参考ください。

利用にあたっては、親子でしっかり話し合い、スマホ利用のルールを作り、6カ月に1回は内容を見直すことをオススメします。(執筆者:川中 理佐)

《かわなか りさ》
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かわなか りさ

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株式会社ほけんの時間  「家計の時間」「ほけんの時間」編集部ライター 大阪出身。化粧品会社を経営している美容一家で育ち、ビューティーアドバイザーとしてたくさんの女性の悩みを解決。出産後、食の細い娘のためにキャラ弁を作りをはじめ、その後キャラ弁講師となりイベントや雑誌に出演。証券外務員時代や、シニアライフプランナー時代の資産運用や保険コンサルティングの経験を生かし、現在は、子育て中の立場から、家計、保険、住宅購入などマネーのライターとして活躍中。 <保有資格>:証券外務員一種、シニアライフコンサルタント、損害保険募集人資格 寄稿者にメッセージを送る

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