みなさん、毎年お正月には福袋を購入される方も多いのではないでしょうか?

開けてお楽しみ! という気持ちもある反面、不要な物ばかりだと困るかな…といった不安もあると思います。

洋服類の福袋であれば、自分の気に入った色やサイズが入っているか? など不安に思うこともあるでしょう。しかし、福袋の値段以上の物が例えば1万円以上の商品が袋の中に入っているという確信があるため、購入すると思われます。

もし、自分にとって不要な物ばかりだった場合でも、1万円程度の福袋であればあきらめもつくかもしれません。他人に差し上げることも可能でしょう。

しかし、福袋以外の通常の買い物では、中身の分からないものは購入しないと思います。ところが、投資信託などの投資商品を購入されている方の中には、購入した投資商品の概要(中身)も理解していない場合が案外多いのです。


証券会社や金融機関の担当者の方の説明は理解できなかったが、「何となく儲かりそう!」などの判断で購入してしまうケースです。これは、真っ暗なトンネルの中に、懐中電灯も持たずに入っていくのと同じです。

時々、証券会社や金融機関の担当者の方の説明を、上記の懐中電灯のように思われる方もいるのかもしれませんが、これはあくまで他人任せでしかありません。

最終的な投資の収益の責任は証券会社や金融機関の担当者の方にあるのではなく、自分が責任を持つことになります。証券会社や金融機関の担当者の方は、あくまで提案しただけです。

したがって、具体的には、その投資商品はどのような運用を行うのか? どのような状況が起きれば、どのような値動きになるのか? などをある程度は理解しておく必要があります。

購入した投資商品の内容を理解していないと、損失が発生してしまった時に、「なぜ、損失が発生したのか?」の理解も難しく、「その投資商品を持ち続けるのか?」といった今後の判断もできないでしょう。

そして、利益が上がった場合も同じく、「このまま持ち続けるのか? それとも売却するのか?」といった判断も難しいでしょう。

投資の世界では、理解度が高ければ高いほど、その分だけ収益が上がるとは限りません。たまたま購入していた投資商品が値上がりすれば、その分だけ収益が上がるのですが、これは、一か八かの賭けでしかありません。

したがって、自分が理解できる範囲内で投資商品を購入することが大切です。

例えば、日経平均が上がれば収益が発生する、円安になれば収益が発生するといったようなシンプルな運用商品で選択することも一つの方法です。(執筆者:岡田 佳久)

「なぜ、投資で損をするのか?」シリーズ、第5話はこちら