将来のお金の流れを「見える化」する


お金に対して不安を感じるということは、「将来どのくらいのお金がかかるのかがよくわらない」ということ。どうなるのかわからないことを、不安に感じるのも、無理はありません。そこで、将来の生活費を「見える化」することが不安を解消する第一歩になります

1番簡単な方法は、ライフプラン診断を行うこと。自分の収入や支出、そして貯蓄額を入力して、この状況がずっと続くのであれば、何歳のときにお金が底をつくのかが一目でわかります。

多くの企業や団体が、インターネット上でライフプラン診断を行っていますので、活用してみましょう。1つだけではなく、何種類か確かめてみてください。30秒ほどで簡単に診断できる診断もありますし、細かい数字を入力しなければならず、10分程度かかる診断など多くのパターンがあります。

診断の結果、90歳くらいまで貯蓄額がマイナスにならないのであれば、今の生活を続けても大きな問題はなさそうです。反対に、70歳くらいで貯蓄額がマイナスになってしまう人は注意が必要です。今のうちの何らかの手を打っておかなければなりません。貯蓄を長く続けるためには、簡単な方法をチョイスしましょう。

自動積立をフル活用する


1番簡単な方法とは、給料が振り込まれたと同時に、自動的に積立を行うことです。この「自動的に」というのがポイント。たとえば、25日に給料が振り込まれる人は、26日に自動的に引き落とされるよう設定するのです。

たとえば:

・自動積立定期預金
・自動積立外貨預金
・自動積立投資信託
・純金積立
・確定拠出年金 など。

収入にもよりますが、少なくとも5万円程度、できるなら10万円くらい給料が振り込まれたとたんに、積立できるようにあらかじめ準備をしておきます。そうすることで、残りの金額で生活する習慣を無理やりつくるわけです。

残ったら貯蓄しようと思っても、私にも無理。こんな方法を長い間続けていると、貯蓄額は大きく増えていくでしょう。

最初は思うように貯まらなくて、もどかしい思いをするかもしれません。でも、数年経てば大きな金額になっているはずです。とくに確定拠出年金は、お勧めしますよ。自動積立定期預金と、確定拠出年金を同時に行っていきましょう。近い将来、みんなが利用できるようになります。

確定拠出年金は、60歳以上など、一定の年齢に達するまで引き出すことはできません。その代りに、税金が優遇されるなどのメリットを受けることが可能です。「途中で解約してしまいそうだ」と思っているなら、確定拠出年金で預金や投資信託などを購入してくださいね。

とはいっても、貯蓄は使うために行っているのです。貯蓄のすべてを確定拠出年金を利用してはいけません。なぜなら、必要なときにおろすことができないからです。

もしかしたら、将来、税理士の資格を取りたいなどの目標を設定するかもしれません。そんな時には、貯蓄を下せばよいのです。もちろん、車を購入するのにローンはNG普段から積立を行うことで、余計な利息を払わなくて済みます。これが健全な家計です

将来の不安をあれこれ悩んでも始まりません。不安を抱えていても、楽しく過ごしていても基本的に将来は変わらないからです。だったら楽しく過ごしてみませんか? そのためには普段から積立貯蓄を行っていることが将来の余裕を生み出すのです。お試しあれ!(執筆者:横川 由理)