今年の秋には上場するかと言われている、日本郵政グループ株。10年に一度あるかないかの大型IPOとなるでしょう。

日本郵政グループの株をいち早く買いたいならば、IPO株の買い方を知らないと買えません。今回、そもそもIPO株とは何か、IPO株はどうやって買うのか、IPO株の買い方をご紹介したいと思います。

IPO株とは

そもそもIPO株とは何でしょうか?

それは、証券取引所に新規で上場する企業の株のことを指しています。英語では[Initial Public Offering]、日本語では新規公開株、または新規上場株式となります。

投資家は上場した株しか買うことができません。ご近所さんの株式会社の株を買いたいといっても買えるわけではありません。IPOを経て上場した株のみ買うことができるのです。

株を上場させると、その会社の知名度は上がります。また、上場基準を満たしていることから市場からの信頼を勝ち取ることもできます。

そして、株が上場されていればその株は誰でも買えるようになる。つまり、会社への出資元が増えるので資金調達が容易になり、会社がより発展する機会ともなります。

IPO株を買うメリットとデメリットは

では、投資家目線で見てみましょう。ずばり、IPO株を買うメリットは何でしょうか? 

・応援したい企業の株をいち早く買える
・成長性の高い株を安く買える(かも)

とりわけ注目度が高いのが2番目。初値(上場したときの株価)がIPO公募価格(上場前の販売価格)より何倍も高くなることが多々あります。つまり、上場前に安く買い、上場後に高値で売ることができるのです。

実際、2015年の前半46社が上場し、初値が公募価格より高かったのは41社。89%の確率で利益を得られる計算です。IPO株の人気があるのもうなずけます。

しかし、IPO株購入のデメリットをお忘れなく。

・初値が公募価格より低くなる可能性がある

先に挙げたように、2015年前半のIPO株は89%の確率で利益を上げることができました。言い換えると、11%の確率で初値が低くなる可能性があるということです。あなたの買ったIPO株がそうならないとは言い切れません。

特に人気のない株、成長性が低いと思われるIPO株は初値が低くなる可能性があります。どのIPO株を買えば利益を上げられるのか、見極められるようでないと痛い目に遭うかもしれません。

IPO株の買い方

では、実際にIPO株はどのように買うことができるのでしょうか? その流れを説明する前に、大前提を一つ。

一企業が上場するとき、幹事として上場をサポートする証券会社を「主幹事」と言います。また、IPO株の公募を行なう証券会社は「引受証券会社」と呼ばれています。

要は、IPO株を買えるのは、主幹事証券会社と引受証券会社だけです。どの証券会社でもIPO株を買えるわけではない点に注意しましょう。

それをふまえ、IPO株の買い方を見ていきましょう。

1) IPO株の株価仮条件が決定される

IPO株は○○円~○○円で買えます、という仮条件が決定されます。

2) ブックビルディングでIPO株購入申込み

仮条件の範囲内で、購入希望価格と希望購入株数を申請します。ただし、人気株は仮条件の最高額で公募価格が決定されますので、本当に買いたいなら最高額で申込みましょう。

3) 公募価格決定&抽選

申込締切り後、ブックビルディングで申込の一番多かった価格で公募価格が決定します。公募価格で申込んだ人の中から抽選で購入者を決定し、当選した人がIPO株を買う権利を獲得できます。

4) IPO株購入

当選者は購入手続きをすることでIPO株を買うことができます。期限内に購入手続きをしないと購入できません。必ず期限前に手続きをしましょう。

IPO株はいくらあれば買えるのか?

IPO株は銘柄によって仮条件が違いますので、公募価格も異なります。しかし、それではIPO株を買うためにどのくらい用意したら良いか分からないですよね。

参考までですが、2015年前半に上場した46銘柄の平均公募価格を計算したところ、198,858円でした。最低公募価格はホクリヨウ(1384)の46,000円、最高はシリコンスタジオ(3907)の490,000円です。

IPO株も様々ですが、1銘柄につき20万円ほどの資金があれば大半の銘柄に手を出すことができます。一つの目安としてくださいね。

続編では…

さて、今回はIPO株の買い方について見てきましたが、次回はIPO株の当選確率を上げる方法とオススメ証券口座をご紹介予定です。お楽しみに!(執筆者:堀 聖人)