7月9日、前日に続き日経平均が大きく下落しました。

執筆時点で日経平均は19600円前後。一時期、19000円に迫る勢いでしたが、何とか切替している模様です。

日経平均急落の発端は、ギリシャ債務問題。そこに中国株安のチャイナショックが加わるダブルパンチで、9日前場では今年度最大の600円以上の下落幅となったのです。

ギリシャがデフォルトとユーロ離脱の瀬戸際に立たされ、且つ50%以上の銘柄が売買停止となった中国株。その影響が日本株式市場にも押し寄せてきた結果なのですが、こんな状況で個人投資家はどうしたら良いのでしょうか?

今後の展望は?

結論から言いますと、日経平均下落は一時的なものになると思われます。

まず、中国市場の行方について。中国株が大幅下落しているのは確かですが、中国政府がただただ指をくわえて見ているだけとは思いません。危機感を募らせ追加緩和などの打開策を打ってくる公算が大きいでしょう。

ギリシャ問題ですが、そもそもギリシャ問題が日本へ直接もたらす影響は軽微に過ぎません。ギリシャの今後の行方がいまだ不透明なことから日経平均の重荷となっているだけです。

今後、ギリシャが債権団の緊縮案を受け入れるかどうかはわかりません。(すでに国民投票で受入れ拒否) 最悪、デフォルト、そしてユーロ離脱となる可能性があります。しかし、“膿を出す” ほうが結果としてアク抜けになるのかと。

ですから、一時的、もしかしたら7月いっぱい或いは今夏は不安定な相場が続くかもしれません。しかし、長期的に見れば日経平均の上昇基調は変わらず、と言えると思います。

個人投資家は対策をどう練る?

現在の日経平均急落が一時的なものと仮定するなら、今は押し目買いの絶好のチャンスです。今回のギリシャ&中国爆弾投下で、日本景気が反転し不景気に向かっていくとは考えにくいですから、下落した株を買い。このスタンスで良いと思われます。

ただし、業績良好株に手を出すこと。これは鉄則です。

業績良好銘柄の株価が下落したとしても、それが外部要因による下落ならば、いずれ株価が反転する可能性が大きいからです。

たとえば、レオパレス21(8848)はいかがでしょうか? 今回のギリシャ&チャイナショックで株価急落となりました。


≪7月9日 レオパレス(8848)日足チャート≫

レオパレス21は業績良好で、早期復配を視野に入れています。レオパレス21は一例に過ぎませんが、業績良好で株価下落した銘柄を狙うのは有効な手法になると思います。

逆に、業績下振れ銘柄は今後の株価反転余地は小さいですから、手を出さないのが最善です。例えば、東芝(6502)。


≪7月9日 東芝(6502)日足チャート≫

株価が急落し押し目買いと思うかもしれませんが、不適切会計問題が表面化し、且つ損失計上を意図的に先送りしていたことも判明しました。

不安材料が多い東芝株。今後の見通しは不透明ですから、急落したから買い、というのは危険です。「投機」ではなく「投資」がしたいならば、手を出さないのがベストです。

まとめ

・ギリシャ&チャイナショックの影響は限定的になる可能性大
・業績良好で株価下落した銘柄を買い

日経平均が大きく下落し不安になるかもしれませんが、冷静沈着に。業績良好銘柄に目を留め、先を見据えて投資しましょう。(執筆者:堀 聖人)