夏休みの宿題、必ずあるのが「自由研究」。夏休みは「ロボット教室」に出かけたり、工作キットを買ってきて作ったりと、親の苦労も相当なものです。(結局9割がた親が作ってたりして……)

今や、さまざまな団体や企業は夏休みになると自由研究のネタになりそうな体験イベントを実施していますが、できればお金はあまりかけたくない。時間もかからず、そしてちゃんと子供のためになるような自由研究をしてほしい……。

そこで、マネーの達人としましては、子供のマネーリテラシーを高めるような自由研究のネタをみなさまに紹介していきたいのです。もちろんなるべくお金のかからない方法で、子供もわくわくしながら取り組めるようなもの!

では、さっそくいきましょう。

【1】節電の取り組みレポート【難易度★】

子供にとっても、節電は身近なものです。普段はつい「電気消しなさい!」と口うるさく言ってしまいがちですが、自由研究のネタにして、子供に自発的に取り組んでもらいましょう。

・節電の方法を調べてまとめる
・電気メーターをチェックしながら節電の効果を調べる
・家電ごとの消費電力を調べる
・取組みについての考察をさせる
・1日エアコン無しで過ごしてみて、感想を書かせる

などなど、お子さんの年齢に応じて難易度は調整できます。レポート自体も、イラストが描けるならイラストで、難しければ写真を撮らせて貼るというのもいいでしょう。

【2】銀行口座の開設をレポート【難易度★★】

子供名義の銀行口座を実際に開設して、その方法をレポートにまとめます。

・どこの銀行にするか決める(近所の銀行がいいのか、メガバンクがいいのか?その理由も)
・口座開設に必要なものは何か?
・手続きの手順
・気を付けること(暗証番号は知られてはいけない、印鑑をなくしてはいけないなど)
・実際にATMで預入・引出をしてみる
・定期口座とは何なのか調べる
・預金利率が何なのか調べる

子供は、「銀行に行けば無限にお金が出てくる」と思っているフシがあるものです。実際に体験してみることで、お金の仕組みについて学ぶことができます。

【3】家にあるものの値段を調べてレポート【難易度★★★】


自分の持ち物や、家にある家電、家具などの値段を調べてみます。また、現在の「時価(売ればいくらになるのか)」や最新の「販売価格(同じようなものを今買うといくらになるのか)」なども調べてみると面白いでしょう。

・いくらで買ったものなのか?(だいたいでかまいません)
・時価(今の価値)はいくらなのか?(リサイクルショップやヤフオクなどで中古価格を調べる)
・現在の販売価格はいくらなのか?(同じようなものを買った場合の価格を調べる)
・今あるものを買い替えると元がとれるのはいつなのか?(家電を、電気代も含めてシミュレーションする)

特に、モノを大事にしてくれない子供(というかうちの子供!?)に勧めたいレポートです。

【4】じぶんコーポレーションの運営レポート【難易度★★★★】

小学生だと自分のお小遣いをやりくりしている子が多いと思いますが、日々の支出や収入、それから今の資産などを会社に見立ててレポートしていくものです。分かりやすく言ってしまえば、「お小遣い帳(家計簿)をつけさせる」というだけのことです。ただ、「お小遣い帳をつけなさい」では面白くないので、あえて会社風にして、子供のやる気を引き出し、自由研究としての体裁を整えるのが狙いです。

・会社名を決める
・スタート時のバランスシートを書く
・日々の出入金記録(帳簿)をつける
・終了時のバランスシートを書く

このレポートは、特に親自身が多少の知識があるか、勉強して理解する必要があるため難易度は高くなっています。

バランスシートを書く際には、子供のおもちゃなども資産として計上しても面白そうですね。一時的にお小遣いを増やして、その分テレビゲームにかかる電気代などを請求するというアイデアもあります。使っていないオモチャを売って現金を増やすといった要素を入れても面白味が増します。

ためになる自由研究をさせたいならおすすめです

今回紹介したアイデアは、いずれもお金はほとんどかかりませんが、手間はかかります。でも、普段はお金のことって子供と真剣に話し合う機会って少ないですよね。こうした自由研究をすることによって、子供にお金のことを教えることができます。

お金のことは学校でもほとんど教わりませんし、大人になってから困る人も少なくありません。子供の年齢に応じたマネー教育は必要なのですから、夏休みを利用して、子供と一緒にお金のことを考えてみてはいかがでしょうか?(執筆者:吉見 夏実)