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REX CARD還元率改悪1.75⇒1.50% ならば現時点で最強のクレジットカードは?(2015.12/1更新)

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REX CARD還元率改悪1.75⇒1.50% ならば現時点で最強のクレジットカードは?(2015.12/1更新)

2015年8月初頭、株式会社ジャックスからREX CARD会員宛てに「大切なお知らせ」と題するダイレクトメールが届きました。

内容を見ると、「従来のポイント還元率1.75%⇒1.50%に改悪」というもの。「サービス改定」と書かれていますが、これは間違いなく改悪です。

「還元率1.75%⇒1.50%」とはっきり書かれていませんが、ポイント付与基準が2,000円で35ポイント(15年11月請求分まで)から、2,000円で30ポイント(15年12月請求分より)に変更となる旨が記されています。

それまでREX CARDを愛用していた人には、残念なお知らせだったに違いありません。

では、現時点で最強のカードと言える「キング・オブ・クレジットカード」はどの一枚なのでしょうか? 還元率と付帯保険の面から分析してみます。


この記事の結論

ポイント還元率の観点から見ると、結論はこうです。

・基本還元率が一番高いのは、リクルートカードプラス(2.0%)
・年会費の元を取りやすいのは、リクルートカードプラスか漢方スタイルクラブカード
・年間利用額が30万円ほどなら、エクストリームカードの選択もあり
・還元率の面から総合的に見て、最も優位性が高いのはリクルートカードプラス

しかし、付帯保険を鑑みるとお得なカードが変わります。

・海外・国内旅行保険とショッピング保険の両方が必要な方はリクルートカードプラスが最適
・ショッピング保険だけ付帯となっていれば十分な方はREX CARDの選択もあり
・海外長期滞在派はREX CARDやその他ジャックス系カードを活用する

改悪カードは3つ

15年12月から改悪となったのはREX CARDだけではありません。その他に漢方スタイルクラブカードとリーダーズカードの還元率も改定になります。

・漢方スタイルクラブカード 1.75%⇒1.50%

ポイント付与基準が2,000円で7ポイント(15年11月請求分まで)から、2,000円で6ポイント(15年12月請求分より)に変更となります。

・リーダーズカード 1.5%⇒1.10%

ポイント付与基準が1,000円で15ポイント(15年11月請求分まで)から、1,000円で11ポイント(15年12月請求分より)に変更となります。

還元率から見て、REX CARD、漢方スタイルクラブカード、リーダーズカードは人気のカードでした。今回の “改定” は、今後のメインカード選別において重要なターニングポイントになりそうです

現時点で最強のクレジットカードは?

では、2015年12月からジャックスの3枚のカードの還元率が改悪になったわけですが、最強のクレジットカードはどのカードなのでしょうか? まずは還元率の面から最強カードを探ってみたいと思います。

以下の表をご覧ください。REX CARD、漢方スタイルクラブカード、リーダーズカードを含めた、基本還元率が高い5枚のカードの概要です。


≪※1~3 利用条件を満たすと翌年度年会費無料≫

基本還元率だけを比較すると、群を抜いているのがリクルートカードプラスの2.0%。3枚のカードは還元率が改定となりましたので、リクルートカードプラスの還元率がさらに際立つ格好に。

リーダーズカード、REX CARD、漢方スタイルクラブカード、エクストリームカードの4枚のカードはすべて、ジャックスが発行するカードです。還元率が改定されたとはいえ、高還元率カード・ランキングにおいてジャックスが勢力を張っている構造に変わりはありません。

ジャックス4枚のカードの内3枚の還元率が改定となり、エクストリームカードも追随するのかと思われましたが、その予定はないとのことです。当面、カード還元率ランキングは上の表の通りだと考えられます。

上の表で大きな違いは年会費。リクルートカードプラスは初年度から税込2,160円の年会費がかかるのに対し、その他4枚のカードは初年度無料。翌年度以降は年会費がかかる設定になっています。(条件クリアで翌年度年会費無料のカード有り)

年会費の元を取りやすいカードは?

還元率から見ると、2.0%であるリクルートカードプラスのトップの座は揺るぎないものなのですが、年間利用額によってはそうとは言い切れません。

年間利用額がいくらなら年会費以上のポイントを獲得できるのか。また、翌年度年会費が無料になる利用条件は何か。各カードの条件を、以下の表でご覧ください。


年会費の元を取れる金額が低いのがリクルートカードプラスと漢方スタイルクラブカード。共に108,000円です。月平均にすると9,000円ですから、毎月必ずかかる固定費をカード払いにするだけで、比較的簡単に元は取れると思います。


REX CARDは180,000円以上の利用で年会費と同等のポイント獲得となります。月平均で15,000円の計算です。

そして、エクストリームカードは年間216,000円の利用で年会費の元を取れます。月平均18,000円の利用が必要となり、リクルートカードプラスや漢方スタイルクラブカードのちょうど倍となる差額です。

リーダーズカードは、年間245,455円の利用で何とか年会費の元はとれますが、はっきり言って魅力のないカードとなってしまいました。

年会費を払っても還元率1.1%ならば、同じジャックス発行で年会費無料・還元率1.25%のレックスカードライトを利用したほうが良いと思います。

「元を取りやすいカード」という面から比較すると、リクルートカードプラスか漢方スタイルクラブカードが一歩有利と言えますね。

年間利用額によって選択するカードが変わる可能性も

しかし、年間利用額が多い人は、これまた選択肢が違ってくるかもしれません。上の表にあるように、リーダーズカード、REX CARD、エクストリームカードは年間利用額条件をクリアすると、翌年度年会費が無料になります。

年間利用額条件をクリアし年会費無料となるなら、獲得ポイントが相殺されずそのまま受取れることになります。それをふまえ、年間利用額に応じた獲得ポイントから年会費を差し引いたポイント数を比較してみます。


5枚のカードの中で、エクストリームカードの年会費が最も高く、他カードと比べて年会費の元を取りづらいカードという位置づけでした。

しかし、年間30万円以上の利用で翌年度年会費が無料になるため、年間30万円の利用という条件の下では、獲得ポイントが一番多くなります。ちなみに、2番手としてここでも顔を出しているのは、リクルートカードプラスです。

年間利用額が30万円を超えるならば、エクストリームカードとリクルートカードプラスがイチオシです。

年間利用額が50万円を超えると、リクルートカードプラスの獲得ポイントが最も多く、2番手にはREX CARD、エクストリームカードが並びます

こうして比較すると、30万円ほどの年間利用額ならばエクストリームカードを選択するのも一つの手です。しかし、「年会費の元を取りやすい」という面も含めて考えると、リクルートカードプラスがわずかに有利、といったところでしょうか。

還元率最強クレジットカードをまとめます。

・基本還元率が一番高いのは、リクルートカードプラス(2.0%)
・年会費の元を取りやすいのは、リクルートカードプラスか漢方スタイルクラブカード
・年間利用額が30万円ほどなら、エクストリームカードの選択もあり
・還元率の面から総合的に見て、最も優位性が高いのはリクルートカードプラス

今の段階では、リクルートカードプラスが最強! と言って良いでしょう。ただし、各人のライフスタイルで選択するカードが変わります

ショッピング保険と海外・国内旅行保険を比較する

もちろん還元率は大切なのですが、ライフスタイルに最も適したカードを選択することも重要です。そこで最後に考えたいのが、各カード付帯の海外・国内旅行保険とショッピング保険です。

まず、各カード付帯となる海外・国内旅行保険、そしてショッピング保険を見てみます。


5枚のカードの海外旅行保険はすべて自動付帯となっていますので、「渡航のためのカード利用」といった条件は付されていません。

注目したいのは、リクルートカードプラスの海外・国内旅行保険の補償額。ジャックスの4枚のカードのものよりも補償内容が際立っています。

また、リクルートカードプラスにはショッピング保険が最大で200万円補償となっているのに対し、ジャックスの4枚のカードは補償がないか、またはREX CARDの場合は選択制となっています。

REX CARDでは、申込むときにショッピング保険(正式名称はショッピングプロテクション)或いは海外・国内旅行保険を申込むか、いずれかを選択しなければなりません。

もし海外・国内旅行保険を選択するとショッピングプロテクションは付帯にならず、逆にショッピングプロテクションを選択すると海外・国内旅行保険が付帯とならないのです。

国内外を問わずカードを使ってよく買い物をする人にとって、ショッピングプロテクションは非常に大切な保険となりますから、ないがしろにできません。

REXCARD選択の場合、国内外の旅行はあまり行かないならショッピングプロテクションを選択すべきでしょう。

そして、カード・ショッピング派は、ショッピング保険が付帯となるリクルートカードまたはREX CARDのいずれかを選ぶのが必須になりそうです。

もう一つ注目しておきたいのが、リクルートカードプラスの海外旅行保険補償期間です。実は補償期間は60日のみ。それに対し、REXCARDをはじめとしたジャックスの4枚のカードは90日です。

普通の旅行であるなら60日間保険がきくなら問題ありませんが、長期滞在者にとっては重要な問題です。

海外に長期滞在派ならば、リクルートカードプラスではなくREXCARDなど90日間補償対象となるカードを保有したほうが結果的にはお得かもしれません。

5枚のカードの旅行保険とショッピング保険の内容をまとめます。

・海外・国内旅行保険とショッピング保険の両方が必要な方はリクルートカードプラスが最適
・ショッピング保険だけ付帯となっていれば十分な方はREX CARDの選択もあり
・海外長期滞在派はREX CARDやその他ジャックス系カードを活用する

以上、ポイント還元率、付帯保険の観点から5枚のカードを徹底的に分析してみました。どのカードにもそれなりの特徴があるのですが、結論はやはりこうなります。

自分のライフスタイルに最適の一枚を選ぶこと。

これに尽きます。他の人が選んだカードが必ずしもあなたに最適とは限りません。筆者にとってはリクルートカードプラスが最適で、当面メインカードとして利用していくつもりですが、あなたに最適のカードは別のカードかもしれません。

様々な角度からライフスタイルを鑑みて、ベストのものをメインカードとしたいところです。(執筆者:堀 聖人)

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《堀 聖人》
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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

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