※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

FX初心者がデモトレードをやりすぎてはいけない理由

投資 FX
FX初心者がデモトレードをやりすぎてはいけない理由

FX初心者がFX取引を始める前にすることの一つに、デモトレードがあります。今回はFXデモトレードについて見ていきます。

この記事の結論


デモトレードをやりすぎると「おめでたい人」になる危険性があり、思うように利益を上げられない可能性があるからです。


そもそもFXデモトレードとは

FX会社のほとんどがデモ口座をサービスしており、無料で簡単に開設できます。そのデモ口座で取引するのがデモトレードです。

デモ口座のお金は仮想マネーで、本当のお金ではありません。仮想口座で仮想マネーを利用して取引するのがデモトレードですが、リアルタイムの為替レートを見ながら本番さながらの取引をすることができます。

仮想マネーでの取引ですので、仮にトレードで損失を出しても実際に自分のお金がマイナスになることはありません。デモトレードで勝っても負けても損益は±0。FX取引とはどんなものか知るために、是非利用したいサービスと言えます。

デモトレードのメリットとは

FX取引を体験できる

仮免許で自動車の運転を学ぶのと同じように、FX取引もデモトレードでFXを体験・学習することができます。FXトレードとはどんなものか分かった上でリアルトレードに挑むなら、それ相応の利益を期待できますし、リスクへの対応もスムーズです。

FX各社取引ツールの機能性や利便性を試せる

FX会社は数十とあり、FX会社の取引ツールは千差万別です。どの会社の取引ツールの機能性や利便性が優れているのか、それは使ってみないと分かりませんし、使う人によっても見方が違います。

FXサイトの口コミで、「○○FX会社の取引ツールが使いやすい」とあっても、あなたはそう思わないかもしれません。

そこで役に立つのが、デモ口座でありデモトレードです。機能性や利便性を確かめるのに便利なサービスですから、実際にチャートを見たり注文することでだいたいの使い勝手が分かると思います。自分が使いやすいと思うなら、そのFX口座を開設すれば良いでしょう。

また、FX口座の開設手数料や維持手数料は一切かかりません。開設後使わなくなっても基本的に問題はありませんから、気軽に口座開設して良いかと。

余談になりますが、すべてのFX会社がデモ口座をサービスしているわけではありません。調べたところ、少なくとも5社(SBI FXトレード、マネーパートナーズ、外為ジャパン、楽天FX、みんなのFX)ではデモ口座サービスがないようです。

サービスしていないのには色々と理由があると思いますが、マネーパートナーズがデモ口座をサービスしていない一つの理由は、「システムに負荷がかからないようにするため」らしいです。


≪画像元 http://www.moneypartners.co.jp/support/faq/hyperspeed-qa/008.html≫

その他にも理由があるように思いますが。

いずれにしろデモ口座がないなら、リアルマネーで取引をしてみるしかありません。デモ口座サービスがない5社でFX取引をしたいなら、それはそれで良いと思います。ただし、初めはリスクを抑えるためにできるだけ少額で取引するのが最善です。

デモトレードのデメリットとは


デモトレードにはメリットがありますが、デメリットも。そのデメリットに要注意です。


トレード結果はすべて仮想のもの

先にふれましたが、デモ口座は仮想口座であり利用するのも仮想マネー。すべてが仮想ですから、仮にトレードで利益を出したとしても “仮想” に過ぎません。

デモトレードで利益を出せたからリアルトレードでも利益を出せるとは限りません。デモ口座での取引はどうしてもゲーム感覚になりがちです。「勝っても負けても損失はない」という思いがあるので、トレード自体もテキトーになってしまうというわけです。

この仮想の口座と仮想マネーが及ぼす影響がデメリットになり得ますので、十分に気をつけたいところです。

リアルトレードの心理状態を知ることはできない

リアルトレードでは、自己資金でのトレードとなります。ですから、リアルトレードの最中はこんな心理状態になりがちです。

「損したくない。自己資金を失いたくない」

そう思うのは正常です。自己資金を増やすためにFXトレードをしているわけですから、誰も損をしたいとは思いません。

しかし、この心理状態はデモトレードでは味わえません。先でもふれましたが、デモトレード中はどうしても「勝っても負けても損失はない」という思いになってしまいます。デモトレードではリアルトレード中に起こる心理状態を知ることができないのです。

「損したくない」という心理状態はトレードの仕方に影響を及ぼします。注文すべきでないところで注文したり、その反対に注文すべきときに注文ボタンをクリックできなかったというような、いわば “異常” な行動をしてしまうことがあります。

ですから、デモトレードは「FX取引体験」の位置付けとすべきです。この線を越えて取引すると、「俺はFXで利益を上げられる! 明日からプロのFXトレーダーになれる!」と、おめでたい人になってしまうことも。

ここに「FX初心者がデモトレードをやりすぎてはいけない理由」があるのです。

FXを始めるなら少額で

FXデモトレードは「FX取引体験」に過ぎません。FX取引とはどういうものか分かったなら、すぐにでもリアルトレードでFX取引をしましょう。と言っても、中・上級者と同じように取引するのは初心者にとってなかなか難しい話です。

FX初心者がリアルトレードを始めるなら、少額でのスタートがおすすめです。1通貨取引が最小取引単位ですが、1通貨単位で取引できるのは国内では「SBI FXトレード」か「OANDA JAPAN」だけです。

上で登場したマネーパートナーズは100通貨単位取引を取扱っています。多くのFX業者では1000通貨~取引できるのですが、リスク面から考えると1通貨単位または100通貨単位取引がベストです。

参考になれば幸いです。(執筆者:堀 聖人)

SBIFXトレード⇒SBIFXトレード

OANDA Japan⇒公式サイト

《堀 聖人》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

堀 聖人

堀 聖人

「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集