『保険は人生で二番目に高い買い物』
『保険のプロに聞いてもみんな違うことばかり』

という話題は常にあります。

しかし本当に、保険は人生で二番目に高い買い物でしょうか。

基本的な保険3つ

保険は分類しますと3種類しかありません。

1. 定期保険

所定の期間だけを保障します。その期間のリスクに対する保険料となっています。そのため、保険料は掛け捨てとなります。掛けた分すべてが、実質保険料となります。

2. 養老保険

所定の期間内に、ご自身で決めた目標金額を、ほぼ全額を自分で貯蓄するものです。つまり、全額返ってきますので、実質保険料0円です。

3. 終身保険

17年や65歳等で保険料払い込み満了となる短期払いでは、払い込みが満了すれば、解約しても100%以上返ってきます。つまり、全額返ってきますので、実質保険料0円です。

保険料が高いほど安い保険

ですから、養老保険・終身保険の割合が高いほど、保険料は高くなるわけですが、実質の保険料は0に近くなるので、人生で2番目に高い買い物ではなくなるのです。

多くの保険会社での終身保険を比較しても、保険料では極端に違うということはありません。商品独自の機能の違い・保険会社のサービスの違いにより、保険料も多少の違いであり、似たような料金となっています。

では、何が「保険は人生で二番目に高い買い物」にさせているのでしょうか。

10年更新定期保険付き終身保険


多くの人がいまだに加入している保険…。10年更新定期保険付き終身保険です。

「3,000万円の保険を安く入っている」

と思っていても実際は、終身保険は100万円程度であり、ほとんどが掛け捨てとなっている定期保険を合わせたものです。

例えば、30歳男性で3,000万円の保障を定期保険で準備しているとします。

10年更新の定期保険に、契約時の保険料5,000円とします。
10年後は2倍の1万円、20年後はその2倍の2万円となります。

5,000円x12ヵ月x10年= 60万円(30歳~40歳)
10,000円x12ヵ月x10年 120万円(40歳~50歳)
20,000円x12ヵ月x10年 240万円(50歳~60歳)

30年間で420万円を支払うのですが、60歳になっても元気に生きておられれば何も受け取ることはなく、保障期間が終了するわけです。

※しかし、30年間で420万円なら、クルマのほうが人生で2番目に高いですね。

そこで、『それはもったいない! この420万円を全額貯めよう!』とするなら、420万円を払い込む終身保険に入れば、実質0円ですよね。おおむね、600万円程度の保障となります。

定期保険の3,000万円という保障からみると、終身保険で600万円の保障とは小さなものです。

終身保険で3,000万円の保障に入るほうが、実質保険料0円で済むのですが、人によっては、支払える保険料には限りがありますよね。定期保険の割合を増やせば、支払う保険料は安くなります。ですが、実質保険料は増えていきます。保険料は安ければ良いという訳ではないのです。

保障を最低限にして、預貯蓄に回してもお金は増えませんし、株式投資に回してもリスクが増えるだけです。

ところが、銀行と証券の中間にある保険を活用することで、手堅く安全な資産運用をすることが出来るのです。

保険に対するモノの見方を見直しませんか?(執筆者:池田 弘司)