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インフレや老後破産・下流老人に備えよう

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インフレや老後破産・下流老人に備えよう

インフレを理解しよう


先週はアメリカではFOMCが、中国では5中全会が開催されました。日本では日銀決定会合が開かれ、黒田総裁の記者会見もありました。


記者会見の質疑では、終始、目標の物価上昇率2%の達成に関する事が多かったように感じます。

日本だけではなく、世界各国は物価上昇は健全な経済の成長だと考えているため、先進国では1%から2%の物価上昇率を目標としている

ビッグマック指数

ビッグマック指数

という指数がありますが、これは同じ商品が販売されている地域でどれくらいの価格の違いがあるか調べ、その国の経済力を計るものです。

このように同じものでも地域で貨幣価値によって価格が変わってくるのですが、同じものでも時が変われば貨幣価値が変わり価格が変わってしまうのが、インフレやデフレです。

今後は物価上昇の傾向へ

そこで黒田総裁の記者会見では2016年度後半までは物価上昇をし、2017年度に入ると消費税増税が行われるために一旦は物価上昇は止まるが、今後の経済成長は持続するため2017年後半には2%の目標に近くなるという発言をしました

老後破産・下流老人


老後破産・下流老人

最近、よく耳にしたりネットニュースでも取り上げられている言葉や書籍ですが、私も下流老人を拝読しました。年収600万円あった方でも、老後破産に陥る可能性もあるという記事も読みました。

私はファイナンシャルプランナーとして多くの家計のご相談を受けています。若いご夫婦でもまだお子様が小さい場合は教育資金に意識がいきがちです。しかし、多くの方はインフレに対しては意識が薄く、額面の元本が減らなければ良いというお考えが目立ちます

私は投資をお金儲けとして提案しているのではなく、資産を守るためのソリューション(武器)として提案させていただいていますが、まだ資産運用と聞くとひかれてしまうことが多く、将来への不安が残ったままになってしまわれる方も多いのが現状です。

2%~3%以上の運用を目指しましょう

今後、物価上昇率が1%だったとしても預貯金や低い利回りの金融商品では実質の資産の目減りが進みます。

下流老人という著書では、著者の方が生活困窮者を支援するNPOの方なので目線が少し違いましたが、老後の生活を豊かにするためにも計画的に資金計画を立てる必要があります

その第一歩として、現在のキャッシュフロー表から将来のシミュレーションを行う事です。

資産運用も資産の増大を狙うキャピタルゲインと安定収入をねらうインカムゲインがあります。うまく使い分けることで、安心できる生活が送れるのではないでしょうか。(執筆者:吉野 裕一)

《吉野 裕一》
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吉野 裕一

吉野 裕一

FP事務所  MoneySmith 代表 2006年にFP事務所 MoneySmithを開業。住宅取得資金の準備の方法や資産運用などに興味を持ち、知らなければ損をしてしまう事が多くある事を知り、より身近なファイナンシャル・プランナーとして、ずっと安心して過ごせる人生のプランニングをモットーに老後資金計画、教育資金計画、リスクマネジメント、住宅ローンのアドバイスなどの相談業務を行っています。 【保有資格】2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP・住宅ローンアドバイザー・2級DCプランナー・二種証券外務員 寄稿者にメッセージを送る

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