リビングニーズ特約を利用した女性~心地良い金バナ(4)~

リビングニーズ特約を実際に使いました


≪FPの先駆け、小野瑛子さん≫

FPの先駆けとして生命保険の分野を中心に、活躍されてきた小野瑛子さん。76歳になる今年の夏、肺がんとして余命宣告を受けた。余命宣告をされたら、動揺したり悲観したりするのが当然だろう。そんな中、小野さんは、自身の経験を積極的に話してくれた。

―あなたが「お金の心地いい側面」を感じた時の話を聞かせて下さい!

最近、リビングニーズ特約を使って、死亡保険金の一部を頂きました。

リビングニーズ特約とは、余命半年と診断されたら最高3000万円まで死亡保険金が生前に支払われる特約です。特約保険料は、無料です。私は、8月に肺がんで余命半年と宣告され、11月に保険金を頂きました。

―リビングニーズ特約のことは、いつからご存じだったのでしょうか?

リビングニーズ特約を日本の保険業界で初めて取り入れたのはプルデンシャル生命で、23年前のことです。すごく良い特約だと思ったので、当時、連載を持っていた新聞のコラムに記事を書きました。

そうしたらプルデンシャル生命の方からお電話を頂いて「このたびはご紹介頂きまして、ありがとうございました。小野さんはリビングニーズ特約を、おつけになっていませんよね? いかがでしょうか?」と言われたんです。

当時、私は53歳。「自分の保険をきちんと見直しをしたい!」と思っていた矢先だったので、「わかりました、おたくに入りますので、担当さんをよこして下さい」と、お返事しました。

「保険金を支払おう」という会社の姿勢

―記事を書いたことがキッカケで、保険を契約した?

そうです。生命保険についての記事をたくさん書いていましたから、保険会社選びも、自分なりの視点がありました。当時の社長にも会ったことがありましたから、理念がしっかりしていることも知っていましたし、「この会社なら大丈夫」と思い、子ども達用の死亡保障を契約しました。

さらに、「やっぱりプルデンシャル生命で良かった」と思った出来事があります。それは20年前の阪神淡路大震災の時のことです。あの時、プルデンシャル生命とコープ共済は被災地に足を運び、契約者の安否を積極的に調べました。

「被災者の方で保険にご加入の方は、こちらにご連絡下さい」といった趣旨の新聞広告を出すだけの保険会社が多い中、契約者名簿を頼りに、ひとり、ひとりと、直接、連絡をとろうと努力をしていました。

救護所に避難されて電話連絡ができない人に対しては、実際に足を使って安否を確認していました。そういう「保険金を支払おう」という会社の姿勢を見て、会社用(当時は私はFP事務所の経営者でした)の保険にも、もう1本加入しました。

保険の担当者が医師に伝えてくれたこと

―今回、リビングニーズ特約を使うにあたっては、どうでしたか?

肺がんになり、余命宣告を受けて、プルデンシャル生命の担当さんに相談したんです。「リビングニーズ特約を使えるかな?」と。そしたら、「是非、使って下さい!」と、力強くおっしゃって下さいました。

「でもねぇ、主治医は、そういう診断書を書きたがらないと思うの。一つ目の理由は、私に元気になって欲しい、と思って治療してくれているのに、余命半年ですなんて診断書は書きたくないじゃない?

もう一つは、もし半年以内に死ななかったら責任問われるんじゃないかとも思うでしょう? だから、診断書を書いてもらうのは、難しいかもしれない」

と言ったら、「僕が病院まで一緒に行きます。そして保険会社の立場から、お医者さんに説明します」と。

―何を説明してくれたんですか?

「診断書を書いて半年以内に死ななくても、医師としての責任は問われません」ということ。そして、「生前に小野さんにまとまったお金をお支払いできたら、そのお金で、小野さんは、旅行するなり、家族やお友達に御礼をするなり、そうやって人生の願いを叶えることができる。それは保険会社として、とても喜ばしいことだ」と説明してくれました。

その時、医師の反応は?

―医師は、どんな反応だったんですか?

最初にチラリと相談した時は、お医者さんは診断書を書くのを渋っていました。けれども、保険会社の担当者さんが病院まで同行してくれて、今の話をしてくれたところ、「わかりました。診断書を書くのは、小野さんに死ねと言っているみたいでイヤだったのですが、小野さんの役に立つのであれば、喜んで書きます」と、診断書をサッと書いて下さったんです。

―その時、どんなことを感じましたか?

「私の生命保険選びは、間違えてなかった」と身をもって実証できて嬉しかったです。

生命保険は、とかく「保険料の安さ」、「保障内容の厚さ」といった部分に目がいきがちですよね。でも、長く生命保険に関する記事をたくさん書いてきた私には、「契約書からは、なかなか見えてこないことを見つけよう」という意識がありました。

もちろん、保険の約款を読みこんだり、保険会社の周辺情報をプロとして調べに調べましたよ。そうやって自分の基準で保険を選び、選んだ保険は、きちんと私の人生を支えてくれた。FP人生の多くの時間を賭けて、生命保険と向き合ってきたかいがありました。(執筆者:楢戸 ひかる)

この記事を書いた人

楢戸 ひかる 楢戸 ひかる»筆者の記事一覧 (46) http://hikaru-narato.com/

HP「主婦er」を通じて、「これからの主婦の在り方」を、発信中。
吉祥寺の人気カフェ、A.K.Laboで、マネーライター歴20年の経験を生かしたお金についての個人セッションをしています。
<保有資格>:FP技能士2級
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