2015年も残すところあとわずか。2015年の株式相場も色々ありましたね。

何があったっけ……? ではいけません。株式相場で起きた一つ一つの出来事を2016年以降の株投資に活かすべきです。

そこで、2015年の締めくくりに、主だった動きをした銘柄にスポットを当てて振り返ってみたいと思います。2015年の買って良かった株と買って損した株、まとめました。

この記事の結論

買って良かった株として4銘柄、買って損した株3銘柄ご紹介します。

【買って良かった株】
・日本郵政グループ3社(日本郵政(6178)、ゆうちょ銀行(7182)、かんぽ生命保険(7181))
・トヨタ(7203)
・帝国繊維(3302)
・アイスタイル(3660)

【買って損した株】
・東芝(6502)
・旭化成(3407)
・スカイマーク(上場廃止)

2015年 買って良かった株4銘柄

日本郵政グループ3社 

2015年に新規上場したIPO株と言えば、誰もが思い起こすのは日本郵政グループ3社、日本郵政(6178)、ゆうちょ銀行(7182)、かんぽ生命保険(7181)です。

それぞれの公募価格と初値を見てみます。

日本郵政(6178):公募価格1,400円/初値1,631円
ゆうちょ銀行(7182):公募価格1,450円/初値1,680円
かんぽ生命保険(7181):公募価格2,200円/初値2,929円

3銘柄すべて1口100株ですが、仮に100株購入権利が当選し初値で売ったとすると…

日本郵政(6178):+23,100円
ゆうちょ銀行(7182):+23,000円
かんぽ生命保険(7181):72,900円

どの銘柄を買っても利益を得ることができたわけですね。IPO抽選に当選した人は「買って良かった~」と思っているはず。

人気のIPO銘柄の初値は高い確率で公募価格を上回るので、IPO株の買い方と当選確率を上げる方法、マスターして損はありません。

トヨタ自動車(7203)

トヨタ自動車(7203)と言えば、株投資の鉄板銘柄ですが、今年2015年も投資家の信頼をしっかりつかんだ1年だったと言えるのではないでしょうか。

とりわけ大きなニュースだったのが、「AA型種類株式」という今までに例を見ない新型株式を発行したことです。

5年間は売ることができませんが実質上元本保証の株式ということで人気を呼び、申込が殺到したと言われています。

日本のみならず世界を代表する企業として、株式市場を賑わせたトヨタ自動車(7203)。トヨタ自動車株や新型株を「買って良かった~」と思っている個人投資家が少なくないようです。

株投資でどの銘柄を買ったらいいのか迷ったら、やはり鉄板銘柄を買うのがセオリーです。

帝国繊維(3302)

12月権利確定銘柄として【3カ月先回り投資術】で紹介した帝国繊維(3302)。

9月4日に年初来安値の1,198円をマーク。中国発の世界同時株安に巻き込まれる形となりましたが、その後株価は急回復し、12月権利確定日前までに約30%の値上がりとなりました。

帝国繊維(3302)の配当や株主優待を狙って底値圏で買った投資家は、「買って良かった~」と思っているはずです。

業績の良い銘柄で、かつ配当や株主優待を設定している銘柄が割安になったら迷わず買い。帝国繊維株の値動きから学ぶことができました。

アイスタイル(3660)

個人的に「売るんじゃなかった…」と、激しく後悔している銘柄アイスタイル(3660)です。


≪綺麗な上昇曲線を描くアイスタイル(3660)日足チャート≫

1月にはまだ400円台だった株価は1年かけて上昇し、執筆時点の株価は2,350円になっています。しかし、1:2の株式分割を行なっていますので実質4,700円の株価ということに。

つまり、2015年初頭に100株保有していたとしたら+43万円の利益を得た計算になります。“皮算用” とはこのことです、はい。

「買って良かった~」というよりも「売るんじゃなかった~」という気持ちの強い、2015年思い出の銘柄です。

上の帝国繊維と同様で、「業績上々で優待&配当ありの銘柄を安値で買う」。投資の鉄則を肝に銘じておきましょう。

2015年 買って損した株3銘柄


買って良かったと思える株もあれば、買って損したと思う株も多数あります。厳選して3つ紹介します。

東芝(6502)

日本証券取引所に上場する銘柄の中で2015年最悪の銘柄、株主を裏切った反逆株と言わせていただきましょう。

会社の体質や構造そのものに疑問符がつきまとう銘柄です。東芝執行部は不正会計の事実を長年分かっていた上での行動なのか否か。それについて此処で書き綴るつもりはありません。

しかし、株主として会社をサポートしていた投資家たちを裏切ったのは事実。最低です。

ライブドアの堀江氏は訴えられ刑に服し会社自体も上場廃止に。それに対し東芝は上場維持。この違いは何なのか、筆者には到底理解できません。

東芝執行部の方がこの記事を読んだら、チッっと舌打ちするかもしれませんね。しかし、膿がすべてでないと東芝株は “底打ち” しませんよ。


≪東芝株はいつ底を打つのか…≫

旭化成(3407)

マンション杭打ち不正事件が表面化し、杭打ち施工をした建設業者の親会社旭化成(3407)が叩かれる格好に。結果、旭化成(3407)も下落相場に突入してしまいました。

消費者の多くが考えるのは、この杭打ち不正事件は氷山の一角なのではないか、ということ。そうではないと信じたいところですが、疑念の払拭はまだまだ先のようです。

自分が買ったマンションの杭打ちが不正データに基づくものだったら、“悔い” が残ります。同じ問題が2度と起こらぬようしっかり対策を打ち出してほしいところです。

スカイマーク(上場廃止)

記憶から消えてしまった方が少なくないようですが、スカイマークが上場廃止になったのは2015年2月、今年の話でした。

上場廃止の要因はいくつかあると思いますが、個人的には社長のワンマン経営が招いた結果だと思っています。会社を引っ張るカリスマ性は大切だと思いますが、社長の独裁、ワンマン経営は時に会社の方向性を失わせることもあるのかと。

銘柄選びのときに、社長がどんな人でどんな経歴を持っているのか、調査に限りはありますがしっかり調べておくことが重要だと思います。

さもないと、突如として経営失墜、株価 “墜落” があるかもしれません。(執筆者:堀 聖人)