原油安と同時に株安が進行しています。日経平均が2万円台だった頃が妙になつかしく、執筆時点の日経平均株価は1万7,100円ほどです。

不安要素が少なくなく市場はリスクオフの状況ですから、今、株を買うのは恐いと思う方は少なくないようです

しかし、原油安・株安の今こそ初心に帰るべきではないでしょうか。株投資の基本は、「安い株を買い、高くなったら売る」です。

株が割安になった今が「株を買う時」と、思考を変えてみましょう。

この記事の結論

原油安・株安が進んでいる今こそ初心に帰り、安くなった株を仕込みたいと思います。とりわけ今回は、原油価格連動型投信4銘柄に注目です。

・WTI原油ETF(1671)
・ETFS WTI原油投信(1690)
・NOMURA原油(1699)
・原油ブル(2038)

株は安いときに買い、高くなったら売る


株が安くなるときは、往々にして相場動向が悪化しているときです。

何らかの不安要素が出現し、株の需要よりも供給が多くなる、つまり株を買いたい人よりも売りたい人のほうが多くなり、結果として全体的に株価が安くなります。

日経平均株価が下がると同時に投資家たちのマインドは冷え込み、相場状況が好転するまで様子見しよう、と考えます。

しかし、冒頭でふれたように、株投資の基本は「安いときに買い、高くなったら売る」ですよね。今が相当割安となった株を買って仕込む時、とは考えられないでしょうか。

先日、日経新聞にて興味深いアンケートがありました。

内容は、「原油価格が安くなっているのと同時に株価が下落しています。あなたが今投資するなら何に投資したいですか」というもの。

調査結果は以下の通りです。


≪画像元 日経新聞読者アンケート≫

日経新聞読者に対するアンケート調査ですから、もともと経済・投資に対して認識の高いことが容易に想像できます。

それをふまえた調査結果は、ご覧の通りです。現預金で資産確保と答えた人が2番目に多く、全体の約36%。

それに対し、「株式投資」と答えた方は全体の約40%と、一番多い結果になっています。

10人に4人ほどの人が意識していると思われますが、株を「安いときに買う」のは、今でしょ。

原油安だから原油株を買う

以前と比べて安くなったからというだけの理由で株を買うのは、またちょっと違いますが、ファンダメンタルやテクニカル分析をふまえると、現在、多くの銘柄が割安となっています

割安銘柄はここで挙げきれないほどあるのですが、強いていうなら、原油安だからこそ原油株を買ってみるのはいかがでしょうか?

原油価格の底値はまだ見えてきませんが、原油が無価値になることはありません。また、突然寒波が世界を襲い、原油を含めたエネルギー需要の増加が見込まれてきました。

好材料が少しずつ出てきましたので、安くなった原油銘柄を買っておいて良いかと見ています。

原油先物を買うのは少しマニアックな投資法ですが、原油価格に連動した上場型投信(ETF)が4つあります。

価格もお手頃ですから、ここでは原油価格連動のETFに注目してみましょう。

各ETFのチャートを見ながら、原油価格の “現在地” を確認です。


≪WTI原油ETF(1671)≫


≪ETFS WTI原油投信(1690)≫


≪NOMURA原油(1699)≫


≪原油ブル(2038)≫

原油連動型投信ですので、当然ながら4銘柄のチャートがほぼ同じ動きになっています。

これら4銘柄は1口または10口ずつ買えますが、現在価格は以下の通りです。

・WTI原油ETF(1671):1,943円(単位株数1株)
・ETFS WTI原油投信(1690):779円(単位株数10株)
・NOMURA原油(1699):304円(単位株数10株)
・原油ブル(2038):728円(単位株数1株)

純日本産ETFは、ETFS WTI原油投信(1690)を除いた3銘柄で、3銘柄ともお手頃価格で買えます。原油ブルにいたっては1口1,000円を割り込んでいます。

さらに原油価格が下がるリスクがないわけではないのですが、仕込み時はそろそろかと。

安いときに買っておいて良かったと思える時がくるのは、そう遠くはないかもしれません。(執筆者:堀 聖人)