最近、NISA口座を開設した株初心者の方から 「どんな株を買ったら良いでしょうか?」 と尋ねられました。

株初心者におすすめの株は、「低位株」です。

質問者様(以後、Q様)の質問に執筆者(以後、堀)がお答えしますので、ご覧ください。

初心者だけど、どんな株かったらいい?

=わたし(堀 聖人)  =質問者様(Q様)

 私は株を買ったことがなく、投資自体が初めてです。

最近、NISA口座を開設したのですが、初めにどんな株を買ったら良いのでしょうか?

 株初心者におすすめしているのは、低位株です。

狙える株は他にも色々ありますが、株投資の経験がない初心者の方には低位株が狙い目です。

 低位株…? 低位株って何ですか?

 はい、低位株というのは、株価が低く、お手頃価格で買える株のことです。

○○万円以下で買える株が低位株、という明確な定義はありません。

ただし、一般的に言われているのは、株価が300円以下のものを指すことが多いようです。場合によっては500円以下の株も低位株に含めることがあります。

ちなみに、低位株の反対に値嵩株(ねがさかぶ)という株があります。これは株価が高く、なかなか手が出ない株のことです。

こちら値嵩株にもしっかりとした定義がないので、どれが値嵩株だとは言えません。

ただ、1口100万円を超える株、たとえばファーストリテイリング(9983)の株価は3万7,000円ほど、100株単位の購入ですから、最低取引額が370万円になります。

典型的な値嵩株と言えるのではないでしょうか。

 なるほど、株価によって分類される低位株と値嵩株があるんですね。

でも、株初心者はなぜ低位株を狙うべきなのですか? NISA口座枠の120万円を越えなければ、値嵩株を狙ってみても良いのでは?

 そうですね。値嵩株も確かに魅力的なのですが、株初心者が低位株を買うメリットがあります。

たとえば、少額投資ができること。株初心者は株投資の経験がありませんから、損失を出す可能性が高いですよね。

でも、投資額が少なければ損失額も相対的に少なくなりますので、最初に買う株は低位株がおすすめです。リスクを抑えた取引ができるというわけです。

私は、初めて買った株は低位株の楽天(4755)でした。当時400円(100株単位)ほどだった株が数日後にストップ高になって大喜びしたことを思い出します。

今となっては1,000円以上しますので、低位株ではなくなってしまいましたが。

 少額投資が基本、分かりました。低位株を買うメリットは他にもあるんですか?

 そうですね、低位株は融通が利きます。

300円の株を1口(100株)買ったとします。株価が少し値下がりしたからもう1口買い増ししたいと思えば、株価的に比較的容易に買い増しできますよね。

もちろん、不用意な買い増しは厳禁ですが。

低位株を狙って少額投資するのが基本ですから、目ぼしい低位株を買ったら値上がりするまでドシッと構えて、株価が上がったら売る。初めはこのスタイルで良いと思います。

 初めはとりわけ慎重に。低位株を買うときに注意すべきことってありますか?

 あります。

一番気をつけたいのは、株価が低いという理由だけで買わないことです。業績が思わしくない、または赤字のために株価が低くなっている銘柄があります。

今後、さらに株価が低くなる銘柄が混在していますので、低位株を買う前に対象企業の業績チェックが欠かせません。

 そうなんですか!? 業績の悪い株を買ったら大変ですね。

そうすると、株価が低いからという理由だけで株は買えないわけですから、どうすれば狙い目の低位株を選別できるのでしょうか?

 良い質問ですね。低位株の中で優良銘柄を探すときのポイントをお伝えします。

・PER12倍以下
・PBR1倍以下
・自己資本比率30%以上
・営業キャッシュフローがプラス

ちょっと難しい言葉を並べてしまいましたが、簡単にいうと、以上4つの指標数値によって業績・財務状況の程度を計ることができます。

PER、PBR、自己資本比率、営業キャッシュフロー、すべて四季報に掲載されています。

証券口座を開設済みならば無料で閲覧できますから、低位株を見つけたら四季報でこれら4つの指標数値を確認してください。

 ありがとうございます。さっそく四季報を確認し、低位株を買ってみたいと思います!

低位株まとめ

・低位株とは、株価が低くお手頃価格で買える株のこと
・低位株の反対は値嵩株で、株価が高くなかなか手が出ない株のこと
・低位株のメリットは、少額投資ができること
・低位株には業績の悪い銘柄があるので要注意
・優良銘柄選別のためのポイント4つ

1.PER12倍以下
2.PBR1倍以下
3.自己資本比率30%以上
4.営業キャッシュフローがプラス

参考になれば幸いです。(執筆者:堀 聖人)