「昇給・昇格している人」に共通する5つの特徴

年収が上がりにくい時代


年功序列、終身雇用制度によって、年齢に応じて年収が上がっていく昭和モデルは崩壊しつつあるといわれています。

なかなか上がらない役職と年収、じわじわ増え続ける社会保険料。手取り額がじわじわと少なくなっていることを実感している人も多いことでしょう

国税庁の統計「民間給与実態統計調査結果」によると、35~39歳男性の平均給与額はバブル期の平成9年には5,891千円、平成26年は5,021千円と、実に87万円もの差が。(下図参照)

他の年齢層に関しても総じて「右肩下がり」であることは明らかです。

30代で係長、40代で課長…と、入社当時思い描いていたような出世など今となっては夢のまた夢。定年まで自分は平社員のままなのか……私の周りでもそんな不安を抱えている人はとても多いです。

しかしです。冷静に周りを見渡してみると、確実に昇給・昇格のチャンスをモノにしている人も一定数は確実にいるのです。昇給・昇格する人たちとそうでない人とでは何が違うのでしょうか。

「昇給・昇格している人」の共通点


私は10年間、社員研修を担当していました。新入社員から中級管理職までと幅広い階層を対象にした社員研修の企画や研修講師を務めてきた経験があります。

その経験から、「出世している人」や「社内評価の高い人」には研修中の態度や発言内容に共通する特徴があることに気づきました。

【順調に昇給・昇格している人に共通した特徴】

1) 好奇心旺盛
2) ポジティブ思考
3) 身だしなみに気を配っている
4) 質問が多く、その内容が建設的
5) グループワークで出しゃばり過ぎない

大まかにこのような点です。これだけで即「デキる人」というわけではありませんが、大いに参考になる点はあります。

1) 好奇心旺盛、チャレンジ精神も旺盛

講義やワークで、皆が苦手に思う内容や、他の人は腰が引けているような場面にあっても意欲的にワークに取り組む姿勢を崩さないタイプの人がいます。

自分の知らないことや未経験のことにワクワクできる人は、どの階層においてもよい意味で普段から目立つ存在になっている傾向が強いです。自分で自分のモチベーションをコントロールすることに長けているのでしょう。

研修内においても意欲的に課題に取り組み続ける姿勢は周囲の好印象や、よい評価につながっています。

2) ポジティブ思考が背中を押す

とにかくポジティブな人が多いです。ポジティブ思考がゆえに成功イメージが描きやすいからか、あれこれと悩みすぎることもなく、ポンポンと解決策の提案をしてきます。

心配が先立ち過ぎて身動きがとれなくなる人は、成功イメージを思い描く「イメージトレーニング」を続けていくと思考のくせを修正していくことができます。

「どうせ」や「自分なんか」が口癖の人も要注意です。ネガティブな言葉によって思考がさらにネガティブ方向に加速してしまいます

「どうせ(無理)」→「もしかしたら(できるかも)」、「自分なんか」→「自分でも」と置き換えるくせをつけるとポジティブな気持ちを保てます。

3) 見た目が大切なことを知っている

身だしなみに気を遣っています。

人の印象というのは見た目、それも初見の約7秒間で人物像が判断されるともいわれています。デキる人たちは感覚的にか、経験的にか、見た目の評価によっても自分を取り巻く状況が変わることを知っているのです。

まずは見た目から意識する。人に見られているという意識を持つことは自分を変えるきっかけとして最も簡単な方法です。

特に、身につけるものだけでなく爪や頭髪の手入れ、ニオイにまで気を配れる人は「この人、デキるな」という印象がグッと増します。

4) 質疑応答の時間を最大限有効に使おうとする

自分のためだけでなくその場にいる他の人にとっても有益な時間にするために質疑応答の場を「活用」しようとする意識の人が多いです。

「デキる人」といわれる人たちはすかさず質問をしてきますし、内容についても「いい質問をありがとうございます!」と講師が思わず声に出してしまうようなものであることが多いのです。

例えば、時間の都合でさらりと流した部分への補足説明を求めるものや、「自分は○○と認識したが、その認識で間違いないか」というような内容確認だったりします。周囲もなるほど、と追加でメモをとる動きをするような「ナイス質問!」であることが多いのです。

5) 集団内で出しゃばり過ぎない

グループワークの時間になると、とりまとめ役をしていることが多いです。周囲を上手く巻き込み、まとめる力を持っていることは様子を観察しているとよくわかります。

具体的には、他のメンバーの意見を聞くときにはしっかり顔をあげている、適宜うなずく、「確かに」、「なるほどね」等のあいづちをいれている、発言者の言葉が詰まると「つまりこういうことだよね」、「例えば○○とか」等次の言葉が見つかるようフォローするなど、活発な意見が飛び交うよう促しています。

つまりは傾聴スキルが高いということです。それでいて、けっして「自分が、自分が」と前面に出すぎない。リーダーの役割を熟知しています。

「デキる人」を妬むよりもどんどん真似をしよう


10年近い研修講師経験から得た「デキる人」の特徴5つをご紹介しました。いくつ当てはまりましたか?

身近に「デキる人」がいる時にはつい嫉妬心がでてしまうのは仕方のないこと。誰もが持つ、人間の自然な感情です。しかし「デキる人」と「そうでない人」の大きな違いは、その嫉妬心を自分の成長の糧とし、自己研鑽につなげているかどうかです。

「すごいな、あの人」と思ったら、妬むよりそのスキルをどんどん真似してとりいれていきましょう。

最初はぎこちなくても続けるうちに自分のスキルとなっていきます。その地道な積み重ねがいつの間にか実力となって仕事でも成果を生み、評価につなげ、そしてチャンスを引き寄せるのです。(執筆者:山内 理恵)

この記事を書いた人

山内 理恵 山内 理恵»筆者の記事一覧 (27) http://manetatsu.com/author/ryamauchi/

39歳、主婦歴10年、ワーママ歴7年です。共働きで働く「バリキャリママ」。働くママという視点から同じ立場の方の役に立つような記事を書いていきます。持ち家(ローン返済中)、小学生と未就学児の子供が2人います。
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