波乱続きの株式、為替市場

波乱続きの相場は、今後も中国経済の行方、原油価格の変動、各国中央銀行の金融政策などにより、乱高下が続くだろう。

そんな状況でも資産運用でしっかり利益を出す(成功する)にはどうすればよいのか?

常に市場と向き合う

1月27日の日経新聞に掲載された内容は、「常に市場と向き合う」という私の投資方針と合致するものだったので、まとめた内容を以下に紹介しておきたい。

1. 世界の株価は長期では経済拡大に連動して上昇してきた。
 
2. 長期データのある株価指数(MSCIワールド、先進国が対象)は、上下に変動しながらも、 世界の国内総生産(GDP)合計にほぼ連動して上昇し、1980年~2015年で30倍になった。
 
3. 株価の急落によるショックで投資をやめてしまう人は多いが、その人々は、上昇局面を逃す可能性がある。
 
4. 世界的ベストセラー「敗者のゲーム」で知られる米著名投資家チャールズ・エリスは「相場がいつ急騰するか事前にはわからない。大切なのは市場に居続けること」 と助言している。

投資に踏みきれない…

「株や投信で利益を出すことができるのは、デイトレーダーのように毎日それだけを研究している一部の人だけで、一般人は損するだけでしょう」

上記のごとく発言される方がたくさんいる。
  
そのような人は、投資経験がなく知識もないため投資に踏みきれない。

あるいは、

銀行や証券会社の担当者にすすめられ、株式や投信などの投資性金融商品を購入してみたが、値下がりし損を出した経験があるので、もう投資はこりごりだ。

と思っているのだろう。
  

発明王トーマス・エジソンの格言を投資に活かす

「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう1回だけ試してみることだ」

というトーマス・エジソンの名言がある。

最終的に、投資で利益を出せる人は、少額でもよいので、金融市場と向き合い続ける人だけだ。

なぜ、そう言えるのか?
 
以下も1月27日の日経新聞の記事の抜粋。

株価指数で月間上昇率が特に高かった月(1987年1月、2009年4月など9つ)に投資をしていなかった場合の成績は以下の通り。

上昇月の前月末に株式をすべて売り、その月は何もせず月末に投資を再開したと想定すると…

80年以降433か月中わずか2%の期間、投資から離れただけで上昇率は4割に縮む。

金融市場に常に向き合い、投資を続けることで上昇局面の波に乗ることができ、下降局面の損を打ち消すことができるのだ。(執筆者:釜口 博)