株投資家の間で人気の投資手法の一つ「IPO投資」ですが、6月29日(水)に上場のコメダホールディングス(3543)に注目が集まっています。

ご存知の通り、「珈琲所 コメダ珈琲」を展開するコメダホールディングス。今回の新規上場にてコメダ株は買いなのか調べてみました。


≪画像元:http://www.komeda.co.jp/index.php≫

コメダホールディングスは買いで良いのか調べてみた

簡単におさらいですが、IPOとは新規公開株のことで、新たに取引所に上場する株式のことです。

またIPO投資というと、一般的にはIPO株を公募価格で買い上場初値で売る手法を指しています。

その点をふまえ、コメダホールディングス株を買うべきかどうか考えてみましょう。

コメダホールディングスIPOの概要

以下、コメダホールディングスIPOの概要になります。

抽選申込期間:6月13日(月)~6月17日(金)
当選発表:6月20日(月)
購入申込:6月21日(火)~6月24日(金)
上場:6月29日(水)
仮条件:1,780円~1,960円
公募価格:未定

執筆時点でコメダホールディングス(3543)の抽選申込がすでに始まっています。関心のある人は早めに申込をしましょう。どこの証券会社で申込ができるかは後述します。

仮条件ですが、仮条件価格内で希望買付価格を提示し申込をすることになります。申込みのときに「1,780円でコメダ株を買います」と申請することも可能ですが、特殊な事情がない限りたいていは仮条件上限価格にて公募価格が決定されます

つまり、仮条件上限価格で申込をしないと抽選に当選する確率はほぼゼロ。本当にコメダ株を買いたいなら1,960円での申込が必須で、公募価格も1,960円になることでしょう。

先ほどふれましたが、コメダIPO株はどの証券会社で買えるのでしょうか? どの証券会社でも買えるわけではなく、IPO各案件における主幹事証券会社と取扱証券会社だけで購入することができます。

今回のコメダホールディングスIPO案件の主幹事及びIPO株取扱証券会社は以下の通りです。

主幹事

・ 大和証券

その他取扱証券会社

・ 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・ みずほ証券
・ SMBC日興証券
・ SBI証券
・ マネックス証券
・ カブドットコム証券
・ 安藤証券

主幹事の大和証券や取扱証券会社の証券口座を通してコメダIPO株の購入申請をすることになります。複数の証券会社から申込をすると当選確率が上がりますので、コメダ株をガチで狙いたい人は複数の証券会社からの購入申請をすると良いでしょう。

SBI証券に口座開設する⇒公式サイト
iphoneからの開設手順はこちら

マネックス証券に口座開設する⇒公式サイト

参考記事⇒IPO当選確率を上げる方法&IPO向け証券口座3つ

カブドットコム証券で口座開設⇒公式サイト

公募価格より初値が高くなる公算が高いIPO株を買う

コメダホールディングスの概要をふまえ考えたいのが、コメダ株は買いで良いのか否か、という点です。

前述しましたが、一般的なIPO投資は公募価格でIPO株を買い上場初値で売るというもの。要は公募価格より初値が高くなれば「IPO投資」は成功です。

厳密に言えば、IPO投資は投資というよりトレードに過ぎないのですが、ここではひとまず置いておきましょう。

話を元に戻しますが、コメダホールディングス株の上場初値は公募価格の1,960円(予想価格、決定ではない)よりも高くなるのでしょうか。

それを予測する上で参考にしたい要因はいくつかあります。主な要素をいくつかピックアップしてみました。

・株主優待

コメダホールディングスの株主優待は以下の通りです。

権利確定月:2月・8月
株主優待内容:コメダで使える電子マネー1,200円分/年2回(有効期限6カ月)
優待利回り:1.22%(予測公募価格1,960円で計算)

優待利回りが1.22%という数値は可もなく不可もなく、といったところ。現時点で配当金の有無は確認できていませんが、少なくとも優待を目当てにコメダ株を積極的に買いにいくというのは、ちょっと積極的過ぎる気がします。

・ROE

ROEとは自己資本利益率のことで、株主資本が企業の収益にどれだけ貢献したのか、その収益率を計る指標になります。

コメダホールディングスのROEは約22.0%で、競合会社と比べると非常に高い数値になっています。

・ ドトール・日レスHD:約6.0%
・ ロイヤルHD:約6.0%
・ サンマルクHD:約11.0%
・ コメダHD:22.0%

収益率の観点から見ると、魅力の高い株と言えるでしょう。

・PER

PERとは株価収益率のことで、簡単に言うとPERが10倍以下なら株価が割安と判断されます。

コメダホールディングス株価が公募価格になるであろう1,960円とすると、PER倍率は約20倍。決して割安とは言えない数値です。

今後の株価次第でPER数値は変動しますが、少なくとも公募価格から予想するPERを見ると、上場初値が公募価格を大きく上回る可能性はそんなに高くないと見ています。

コメダIPO株は買いで良いのか

株主優待、ROE、PERという3項目を考察し、コメダ株は買いで良いのか結論付けると…

買っても悪くない

…こんな感じになるかなと。

もう少し具体的に言うと、上場初値は予想公募価格1,960円より高くなる公算が高いですが、それほど高くならないのではないかと。

コメダ珈琲の知名度は抜群ですが、上述した要因を鑑みると、たとえば先日の「はてな株」のように騰落率200%オーバー! ということにはならないでしょう。

参考記事⇒はてなIPOで涙を呑んだ諸君、IPOはこれからも続く3月注目IPO銘柄2つ

初値予想は相当難しいのですが、個人的には2,060円くらいになるのではないかと見ています。

公募価格が1,960円になるというのが前提ですが、予想通りの初値になったとしたら今回のIPO投資による利益は+1万円。うん、買っても悪くない、かな。

ただ、筆者は今回買わないことにしています。20万円近い投資金で予想利益が約1万円。しかも不安要素があるIPO株。手間暇かけて予想利益が1万円と考えると、ちょっと買う気にならないので。

コメダホールディングス株でIPO投資 まとめ

コメダIPOを最後にまとめます。

抽選申込期間:6月13日(月)~6月17日(金)
当選発表:6月20日(月)
購入申込:6月21日(火)~6月24日(金)
上場:6月29日(水)
仮条件:1,780円~1,960円
公募価格:未定(予想1,960円)

初値価格予想はずばり2,060円としました。コメダホールディングスのIPO株は「買い」で悪くないと見ています。言うまでもありませんが、投資は自己責任で。(執筆者:堀 聖人)