梅雨明けとともに訪れる日本の夏。今年も「猛暑」の文字が並ぶ日々がやって来ます。

子ども達も夏休みに入り、退屈しがちな毎日。山や海、プールといったお決まりコースも外せませんが、財布の中身も心配になってきます。

そんな時こそ、ちょっと変わったスポットで涼んでみるのはいかがでしょうか。今年の夏は「新しいひんやり」を、ぜひ体験してみて下さい。

地下神殿にようこそ 大谷資料館

栃木県宇都宮市にある大谷資料館

そのHPにアクセスすると、目立つところに「本日の館内気温」が表示されています。世間は暑くても、ここは別世界。ひんやりとした空間が広がっています。

大谷石地下採掘場は1919年~1986年にかけて、大谷石を掘り出していた場所です。戦時中は地下の秘密工場、戦後は政府米の貯蔵庫として利用され、現在ではコンサートや演劇、美術展、また映画やドラマ、ミュージックビデオやCMなど様々な撮影にも使われています。

地下30メートル、広さ2万平方メートルに及ぶ地下採掘場は、「まるで地下にある神殿のよう」とその巨大な空間と神秘さに驚く人が少なくありません。

資料館では大谷の地質や採掘方法、搬出や輸送の進化などが詳しく紹介されています。

入館料:
大人        700円
子ども(中学生以下) 350円
未就学児は無料です。

2016年4月にオープンした「OYA MUSEUM ROCKSIDE MARKET」では、「大谷石の彫刻品」や「宮染の手ぬぐい」といった宇都宮の伝統工芸品が販売されており、ガレットやジェラート、コーヒーなどをテイクアウト出来ます。

お洒落なオープンテラスで、ゆったりとしたひとときを楽しめますよ。

平均気温は3度 富岳風穴・鳴沢氷穴

富士山の麓、青木ヶ原樹海の緑に囲まれた天然記念物の洞窟「富岳風穴」。

平均気温は3度ということなので、夏でもかなりのひんやり感が味わえそうです。

総延長201メートル、所要時間15分の見学コースでは溶岩棚、縄状溶岩、夏でも溶けない氷柱を見ることが出来ます。

天井から染み出した水滴が凍って出来た氷柱が見物の天然記念物「鳴沢氷穴」。

4月ごろに最も大きく成長すると言われていて、直径50cm・高さ3メートルといった巨大な氷柱が見られることもあるそうです。総延長150メートル、所要時間15分、こちらの平均温度も3度となっています。

料金は富岳風穴、鳴沢氷穴とも同じ金額:
大人       350円
子ども(小学生) 200円
オンラインクーポンを使えば、それぞれ50円引きとなります。

森の駅「風穴」という売店では山梨・静岡の銘菓やワイン、地酒、オリジナル商品のほか、風穴・氷穴に入る場合に役立つ防寒グッズも販売されています。

またフードコーナーでは「富士宮やきそば」、「吉田のうどん」などのB級グルメが楽しめるだけではなく、「ほうとうまんじゅう」や「とうもろこしソフトクリーム」、「とうもろこしパフェ」といったここでしか味わえない商品が人気です。

鍾乳洞でゾクゾク体験~有綱の無念が残る? 源三窟

栃木県那須塩原市にある史跡鍾乳洞「源三窟」。

平氏打倒のため以仁王とともに挙兵したものの敗れてしまった源三位頼政。

その孫である有綱は義経の腹心として働き、壇ノ浦の合戦の後、頼朝軍に追われこの洞窟の中で落人としての生活を送ることになります。

しかし洞窟内の滝水でといだ米のとぎ汁が外へ流れ出し、それを頼朝軍に発見され無念の最期を遂げたという逸話が残る場所とされています。

入り口では一休さんの人形がお出迎え。

中に入ると鍾乳洞の生い立ちや石灰岩の紹介、有綱の運命を決した米洗いの滝、落人の生活や出陣の様子が人形によって再現されています。

鍾乳洞の中というやや暗い場所で見ることになるので、小さいお子さんはちょっと怖がるかも知れません。

霊感の強い人は、普通の人には見えないものが見えちゃうこともあるとかないとか…。とりあえず覚悟して行ってみて下さい。

また併設されている武具資料館では洞内から発見された鎧や兜、安土桃山時代の武具などが展示してあります。

入館料:
大人        700円
子ども(小中学生) 400円
HPから割引券をプリントして持参すると大人が100円引き、子どもが50円引きになります。

塩原温泉にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか

料金無料! 首都圏外郭放水路

首都圏外郭放水路とは埼玉県東部に造られた地下約50メートル、長さ6,3kmの地下放水路です。

中小河川が溢れそうになった場合、その水を地下に取り込み、6,3kmのトンネルを通して江戸川に流す仕組みとなっています。

この巨大な地下施設を見学することが可能。高さ18メートル、重さが500トンもある柱59本が天井を支えている姿は、まさに圧巻です。

見学は予約制、料金は無料です。(おひとり様でもOK)但し100段の階段を自力で歩行出来る人に限られています

健脚・体力に自信があって、ちょっと変わった所で涼みたい人にはおススメなスポットです。

子ども達が怖がる? 喜ぶ? 大妖怪展

・百鬼夜行絵巻
・辟邪絵 神虫
・土蜘蛛草紙絵巻
・六道絵 衆合地獄

何だかおどろおどろしい言葉が並んでいて、ちょっと不気味な感じ。しかしこれらは国宝や重要文化財に指定されている妖怪美術の一級品なのです。

7月5日から開催される「大妖怪展」。縄文時代の土偶に始まり、平安鎌倉時代の地獄絵、中世の絵巻、江戸時代の浮世絵など、日本美術の最高傑作が集まります。
2016年7月5日(火)~8月26日(日)東京都江戸東京博物館

特別展専用チケットは、
大人             1,350円 (1,140円)
大学生・専門学校生      1,080円 ( 870円)
高校生・小中学生・65歳以上   680円 ( 470円)
となっています。  ※()内の金額は特別展の前売り券

2016年9月10日(土)~11月6日(日)あべのハルカス美術館

一般 1,300円(1,100円)
大高生 900円 ( 700円)
中小生 500円 ( 300円)
※()内の金額は前売り券

縄文時代の土偶から最新の妖怪ウォッチまで、日本の妖怪が勢揃いする大妖怪展。夢の中に出てきたら、寝苦しい夜がひんやりするかも…。

「ちょっと変わったひんやりスポット」いかがだったでしょうか?

少し目線を変えてみただけで、意外と身近な場所に安く涼しく過ごせる場所があるのかも知れません。今年こそはそんな「新しいひんやり」を開拓し、夏の素敵な思い出を増やして行きましょう。

【御注意下さい】

・掲載されている内容は予告なく変更される場合があります。
・また車いすやベビーカーなどが利用出来ない施設もあるので御注意下さい。
・営業時間や休館日、団体料金等を含め、出来るだけ事前にHPや電話等で確認することをおススメします。

(執筆者:藤 なつき)