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きたるべきその日のために 「荷物の整理」の意味と費用目安

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きたるべきその日のために 「荷物の整理」の意味と費用目安

物に囲まれて生きている私たちは、死んだときにとても多くの物を残していくことになります。

しかしこのような「故人の思いが詰まった荷物」というのは、遺された家族にとってはなかなか処遇に困るものでもあります。

そのため現在では、遺していく家族の心労や手間を軽減するために、「生前整理」という考え方が出てきています。終活カンセラ―の著者がそれについてお話します。

片付けの業者の仕事のうちの30パーセントが生前整理


「生前整理」というと、「縁の遠いもの」、「自分とは関係のないもの」と考えてしまう人も多いでしょう。

しかしここに、とても興味深いデータがあります。それが、片付けの業者である株式会社リリーフの仕事の内訳です。

株式会社リリーフでは、年間に2,200件程度の片付け事業を手掛けています。

そのうちの30パーセントが「生前整理」にあたる

というのです。

生前整理は終活の一つとして根付いたものであると言っても過言ではありません。

生前整理を行うメリットとは

生前整理を行うメリットは、いくつかあります。

1. 自分の目で取捨選択できる

家族が亡くなってしまうと、その人の荷物が残されます。それが処分していいものなのかどうかの選別に遺族は時間と心を割かれることになります。

その点、自分でしっかりと「いるもの・いらないもの」を整理しておけば、このような負担を軽減することができます。


2. 荷物のスリム化

高齢者施設などに入る前に整理を行うことで、荷物のスリム化ができます。

3. 掃除もしやすくなる

家の管理と維持もしやすくなるでしょう。

ではいくらくらいかかるのか?

気になるのが「値段」です。これは業者ごと、部屋の状態などによってもある程度違いはあるでしょう。

1つの目安として「1DKで6万円~」という数字が挙げられます。部屋が広くなればなるほど料金は上がっていき、3LDKの場合は20万円を超えるケースもあります。

この金額を、高いと思うか安いと思うかは判断が分かれるところでしょう。

しかし単純に「片付け」だけを行うのではなく、不用品の処分まで受け持ってくれることを考えれば、現実的な数字と言えるのではないでしょうか。

私たちは「身一つ」で旅立ちます。しかし身一つでは生きられません。私たちが残していったものの処分は考えておく必要があります。

特に親族が遠距離に住んでいるという人の場合は積極的に生前整理を考えていきましょう。(執筆者:鍋谷 萌子)

《鍋谷 萌子》
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鍋谷 萌子

鍋谷 萌子

料理好きなアラサーライターです。「おいしいものをできるだけ安く食べたい」が料理をし始めた発端なので、節約料理が特に得意です。安くて美味しいワインの選び方、費用が不透明になりがちな冠婚葬祭の費用などについても詳しく解説。DIYにまつわる話も、実例を基にお話していきます。 <保有資格>:終活カンセラ― 寄稿者にメッセージを送る

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