あなたは利用する? 「ジェネリック医薬品」に変更したいけど、不安な方へ

ジェネリック医薬品とは?

医師から処方してもらった処方箋を持って、調剤薬局へ行くとジェネリック医薬品を希望されますかと聞かれた経験をお持ちの方も多いでしょう。

具体的にどういうことかを薬剤師さんから聞かれた方も多くいらっしゃると思いますが、再確認をしておきましょう。

医薬品とは、薬局や薬店で販売されている「一般用医薬品」と医療機関に受診し、医師から処方をされる「医療用医薬品」があります。この「医療用医薬品」の中に「先発医薬品」と「後発医薬品」とに分かれます。

ジェネリック医薬品とは、「後発医薬品」のことをいいます。

「先発医薬品」はこれまで使われてきた新薬で、この先発医薬品の特許の期間が過ぎた後に、厚生労働省から「先発医薬品と同じ有効成分を同量含んでおり、先発医薬品と同等の効き目がある」と認められた医薬品が後発医薬品、つまりジェネリック医薬品です

新薬の特許期間は最長で25年。この特許期間が過ぎるとこの特許権は国民の共有財産となるのです。厚生労働大臣の承認を得られれば、「ジェネリック医薬品」として製造、販売が可能となります。

複数の医薬品メーカーが製造するジェネリック医薬品には、高血圧や高脂血症、糖尿病、花粉症といった様々な種類の薬があり、又、形態も飲みやすいように工夫されています。

ジェネリック医薬品はなぜ先発医薬品に比べて安いのか?

ジェネリック医薬品は、有効性や安全性について先発医薬品で確認されていることから、開発期間やコストを大幅に抑えられる結果、先発医薬品に比べ、4~5割程安くなります

特に慢性疾患によって、長期間服薬治療が必要な場合は大幅に薬代が削減できます。自己負担額が削減できるだけでなく、保険料や税金の負担減にもなり、健康保険組合の負担や国の財政負担の削減の貢献にもつながります。

ジェネリック医薬品は、本当に安全なのか?

ジェネリック医薬品の開発にあたっても、先発医薬品と同じくらい様々な試験が行われています。既に販売されているジェネリック医薬品についても、信頼の向上のために、都道府県などの協力を得て、いろんな検査を行っています。

検査結果も公表されています。先発医薬品より、飲みやすくなるように薬の大きさや味、においの改良や保存性の向上についても工夫されています。

ジェネリック医薬品に変更したいけど、不安な方へ!

今まで先発医薬品を服用していて、調子が良い状態が続いている方は安いからと言って変更するのは少し抵抗がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そういう方には、「お試し調剤」を活用されるのはいかがでしょうか?

「お試し調剤」というのは、最初の1~2週間だけジェネリック医薬品を試してみることができる制度です。

又、「ジェネリック医薬品相談窓口」があり、医療従事者だけでなく、一般の方も相談できる窓口がありますので、問い合わせされることもお勧めします。

「ジェネリック医薬品相談窓口」(くすり相談窓口)
 受付時間:月~金曜日(祝日・年末年始を除く)午前9時~午後5時
 電話番号:03‐3506‐9457

ジェネリック医薬品を使用するには?

最初からジェネリック医薬品を使用したいと思われている方は、診察券あるいは保険証に、市町村や協会けんぽ及び健康保険組合が配布している「ジェネリック医薬品希望シール」を貼付したり、または「ジェネリック医薬品希望カード」(下記参照)を受付に提示する方法もあります。

≪出典元:政府広報オンライン≫

 
全ての医薬品にジェネリック医薬品はありません。また、先発医薬品とジェネリック医薬品では添加物が違ったりするので、添加物によりアレルギーが出る可能性がある方は使用できません

そのためにも医師に相談されることをお勧めします。

最近では、ジェネリック医薬品がある薬については、処方箋に医師の方で商品名ではなく、薬品名で記入してあることが多く、調剤薬局で自由に選ぶことができるようになっていることが多いです。(執筆者:天海 文香)

この記事を書いた人

天海 文香 天海 文香»筆者の記事一覧 (39)

1965年生まれです。看護師として20年病院勤務をしておりました。病院勤務の時に訪問看護室へ異動し、在宅看護のやりがいを感じ、現在、ケアマネジャーとして、高齢者の方の在宅生活をサポートしております。
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