プログラミング」と聞くと、そのカタカナの羅列を見るだけで「難しそう」「取っ付きにくい」などといったイメージが先行しますよね。

でもコンピューターの技術が飛躍的に進化する昨今。プログラミングは重要な成長戦略のひとつとして注目されています。

それに伴い文科省でも、2020年度から小学校でのプログラミング教育必修化を検討。コンピューターを制御する能力の育成を進める取り組みです

若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業とは

総務省では「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業への取り組みをスタートさせています。

この事業の平成28年度採択案件一覧はコチラ

大学生や専門学校生が指導者になっている事業が多く、より子どもに近い目線でプログラミングを体験させることが出来るメリットとも言えそうです。

この中で目を引くのは関東・「江崎グリコ株式会社」の「お菓子を並べてプログラミングの基礎を体験するアプリの開発・活用」。

どんな子どもでも興味を抱かざるを得ない方法です。お菓子とプログラミングという意外な組み合わせにワクワクしますよね

四国・「株式会社TENTO」の「郷土芸能である人形浄瑠璃の人形をプログラミングで動かす独自教材を開発」、また信越・「株式会社チアリー」の「地域の活性化策を議論し、プログラミングで表現・提案する」といった取り組みは、地域の特性や歴史などを学びながらプログラミングという方法で「新しい世界を広げていく」ことに繋がります。

これは地域の大人も無視できない、非常に気になる内容と言えるのではないでしょうか。

お菓子で学ぶプログラミング「GLICODE」


≪グリコード http://cp.glico.jp/glicode/≫

江崎グリコ株式会社が開発した「GLICODE(グリコ―ド)」。

「GLICODE」は、ポッキーやビスコなどのお菓子を使って、小学校低学年の子どもでも楽しくプログラミングを学べるアプリケーションです。このアプリケーションの提供がスタートしたのは2016年8月。

総務省の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に選定されました。

まずは「GLOCODE」をダウンロード。
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ポッキーやビスコ、アーモンドピークを用意します。
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グリコのキャラクター「ハグハグ」を、ゴールに導くための方法を考えます。
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各お菓子を並べてカメラで読み込むと、これがそのままプログラミングに変換されます。
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クリア出来たら、使ったお菓子を「いただきます!」

ポイントはお菓子の並べ方


≪グリコード http://cp.glico.jp/glicode/≫

ザックリとした説明で分かりにくいかも知れませんが、ポイントになるのはお菓子の並べ方。

「ビスコ」であれば「縦向き=のぼる」、「横向き=とびこえる」

「ポッキー」はチョコの部分が「左=左にうごく」「右=右にうごく」、「上=上にうごく」、「下=下にうごく」

「アーモンドピーク」は「縦向き=ハグハグが大きくなっていわをこわせる」、「横向き=ハグハグが小さくなってドカンをとおれる」

と決められていて、これらの動きを組み合わせてハグハグをゴールに導いていきます。

「GLICODE」では、「SEQUENCE(順番に実行)」、「LOOP(繰り返し)」、「IF(場合分け)」、「RANDAM(ランダム)」といったプログラミングの基礎を学べるようになっています。

GLICODEを実際にやってみた!


実際にやってみるとビスコやアーモンドピークに比べ、ポッキーの読み込みに時間を要し、本数が増えるに従って更に難しくなりました。

スマホよりはタブレットの方がスムーズに読み込めます。また照明の当たり具合などでも、読み込みまでの時間に違いがあります。

やり始めると止まらなくなり、子どもだけでなく大人でも結構楽しめる内容だと感じました。頭や手先を使うので、お年寄りにもおススメです。

詳しくはHPを御覧下さい。

子どもが対象のプログラミングスクール

子ども達にプログラミングを教える塾があるのを御存知でしょうか。ここでは、子どもを対象にしたプログラミングスクール2校をご紹介します。

「TENTO」


≪画像元:http://www.tento-net.com/tento≫

年齢やスキルが異なる子どもが集まって学習する寺子屋方式。プログラミング言語を学び、ネットの危険性を回避するITリテラシー、グラフィックソフトやワープロソフトなど一般的なICTスキルも学ぶことが出来ます。

【対象年齢】:小学生~中学生
【講座時間】:週1回90~105分
1講座あたり20人までで、生徒3~5人に1人のスタッフがつくようなシステムです。
【入会金】:    5,000円
【月払い受講料】:1万2,000円

詳しくはHPを御覧下さい。

「Tech Kids School」


≪画像元:http://techkidscamp.jp/school/≫

小学生のためのプログラミングスクール。アプリやゲームの開発に加え、作品を人前でプレゼンテーションすることまで行なう本格派。

1~2年生を対象としたジュニアステージ、3~6年生を対象としたベーシックステージ、そしてベーシックステージを修了した子どものみが進めるプロフェッショナルステージと段階を踏んで進むことが出来ます。

毎週コースと隔週コースがあり、都合の悪い時などは授業の振り替えも可能となっています。

【対象年齢】:小学生
【講座時間】:週1回120分
【入会金】:0円
【月払い受講料】(毎週クラスの場合)
・ジュニアステージ       2万1,000円
・ベーシックステージ     1万9,000円
・プロフェッショナルステージ 2万3,000円
・PCレンタル         2,000円

詳しくはHPを御覧下さい。

幼児用のプログラミング玩具が今秋発売!


≪画像元:(コード・A・ピラー)https://www.amazon.co.jp/dp/B01ASVD2L4≫

3歳からプログラミングを学べる幼児向け玩具が2016年秋に発売されます。「コード・A・ピラー」という芋虫型の玩具と、「Cubetto」という木製のボード型玩具です。

「前進」、「右」、「左」といった幼児でも分かりやすい動きをするパーツを、自分で並べ替えたり繋ぎ替えたりして、その指示通りに動かすことでプログラミングを身に付けていきます。

子どもだけでなく、大人でも楽しめそうな玩具ですよね。


≪画像元:(Cubetto)https://www.kickstarter.com/projects/primotoys/cubetto-hands-on-coding-for-girls-and-boys-aged-3/description≫

これからの教育のカタチ

私達大人は「プログラミング」と言われると、「自分には出来そうにない難しいもの」というイメージが強く、「知ろう」とすることすら拒否してしまいがち。

でも本当はそんなに難しいことではなく、大人は頭が固くなってしまっている分、スムーズに入り込むことが出来ないだけなのかも知れません。

プログラミングに対して難しいイメージを持つ前の子どもに、少しずつ慣れさせていこうというこれらの取り組み。様々な方法で子ども達の興味を引き付けるアイデアにもワクワクします。

新しくなっていく「これからの教育のカタチ」にも注目していきましょう。(執筆者:藤 なつき)