株式会社くふうカンパニーが運営する家計簿アプリ「Zaim」は、スマートフォンによる「コード決済」についての調査結果を発表しました。
調査概要
調査テーマ:「コード決済」について
調査エリア:全国
調査対象者:家計簿サービス「Zaim」ユーザー、チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」ユーザー計2,559名
調査期間:2025年7月8日(火)~9日(水)
調査方法:インターネットによる調査
コード決済が最も利用される決済方法に
利用しているキャッシュレス決済を調査した結果、スマートフォンでのコード読み取りによる「コード決済」が84.2%で最も多くなりました。次いで「クレジットカード」が76.3%、交通系・流通系などの「電子マネー」が69.8%と、いずれも高い利用率で並んでいます。

半数以上が利用頻度増加と回答
最も利用率が高かった「コード決済」を利用している人を対象に、直近1年での利用頻度の変化を調査したところ、「かなり増えた」27.5%、「やや増えた」26.5%を合わせた半数以上の人が「利用頻度が増えた」ことがわかりました。
「増えた」理由としては、身近に利用できる店舗が増えたという声が多く、他には自身のキャッシュレス化が進んだこと、様々な決済方法の中からメリットを見出して集約するようになったという声があります。

利用理由は「お得感」と「利便性」が2大要因
コード決済を選択する理由として、「ポイント・キャッシュバックがある」というお得感、「支払いが簡単でスピーディ」という便利さが2大理由として並び、いずれも約8割の人が挙げました。
他にも「スマホだけで買い物が完結する」63.7%、「現金を持たなくてよい」62.0%などキャッシュレス決済ならではの便利さを挙げる人が多い結果となっています。
また、割り勘など友人・知人間での金銭のやり取りに便利な「個人間送金機能がある」21.7%、フリマアプリの売上金が簡単に使えるといった「他サービスと連動して決済に使える」9.8%など、コード決済ならではの利便性を理由に、他の決済方法と併用しているという声もありました。

旅行先での利用に課題
一方、コード決済の利用で困ることとしては、「使えない店がある」が62.2%で最も多くなっています。

この夏に旅行やレジャーに行く予定がある人を対象に、旅先でのコード決済利用について調査したところ、68.9%が「コード決済を取り扱っていない店や施設がある」、41.5%が「普段使っているコード決済が使えないことがある」という不便さを挙げました。
決済にはスマートフォンが欠かせないので「スマホの充電が切れると支払いができない」と回答した人が26.4%に上ったことに加え、電波がつながりづらい観光地で使えないと困るという声も多数寄せられています。

旅行時の現金持参額は減少傾向
旅行に持参する現金総額を数年前と比べると、約4割が「変わらない」と回答したものの、「とても減った」21.3%、「やや減った」28.7%を合わせた約半数の人が「減った」という結果となりました。

PayPayとの連携機能を提供
今回の調査では、コード決済を利用している人のうち82.0%が「PayPayを使っている」と回答し、最も多い結果となっています。

家計簿アプリ「Zaim」は、「PayPay」での支払いを家計簿に簡単に反映させたいというユーザーからの声を受けて、「PayPay」の取引履歴データを取り込む機能を搭載しました(2025年2月機能追加)。
「Zaim」アプリのサイドメニュー内の「電子マネーデータの取込み」より、「PayPay」アプリでダウンロードした取引履歴データのCSVファイルを取り込むだけで、2ステップで誰でも簡単に行うことができます。